永瀬廉が見せる “目の芝居”に脱帽…ドラマPが明かすキャスト陣の魅力「すごく勉強熱心な方」<夕暮れに、手をつなぐ>

2023/02/14 09:00 配信

ドラマ インタビュー

「夕暮れに、手をつなぐ」で初の本格ラブストーリーに挑戦している永瀬廉 (C)TBS

広瀬すずが主演、King & Prince永瀬廉が出演する火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)。各局豪華キャストに加え、実力派脚本家たちが並び激戦の1月期のドラマの中でも異彩を放つ本作は、放送後にドラマの関連ワードがTwitterでトレンド入りするなど、SNSを中心に話題となっている。このたび、WEBザテレビジョンではプロデューサーを務める関川友理氏、橋本芙美氏、久松大地氏にインタビューを敢行。ドラマの撮影秘話や、キャスト陣の魅力などについてたっぷりと語ってもらった。

23歳の2人の「夢」と「恋愛」の物語


同作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる「夢」と「恋愛」の物語。

脚本を担当するのは、「オレンジデイズ」(2004年、TBS系)以来19年ぶりに“王道青春ラブストーリー”を手掛ける、北川悦吏子氏。互いに夢を追い、励まし合い、時にはけんかをしながらも笑い合って過ごした23歳の2人の“愛おしい時間”を描く。

北川氏が生み出した“ナメクジキス”は「ものすごい発明」


――これまで撮影した中で印象に残っているシーンを教えてください。

関川友理プロデューサー(以下、関川P):ちょうど昨日放送していた第4話(※取材は2月8日に実施)の最後のシーンはネットでも話題になっていましたが、印象に残っているシーンの1つではありますね。

撮る前から監督含めて打ち合わせをして撮影に挑んだのですが、みんなに楽しんでもらえているなというのを実感しましたし、2人が演じてくれることによって台本以上にすごく良いシーンになったなと思っております。

――第4話終盤で空豆が音にキス、そして眠っていた音はキスされたことに気づいていない、という展開が話題になりました。

橋本芙美プロデューサー(以下、橋本P):(脚本の)北川さんと話し合う中で、“ナメクジキス”を発明してくださったんです。これはものすごい発明だなと、次の日に夢として語られる、という。撮影も見ていたのですが、これからキスをするという時と、キスをした後のすずちゃんの表情が素晴らしくて。

起きてほしくないけど、起きないの?みたいな、空豆が抱える繊細な気持ちや空気感を、表情で表していて素晴らしいなと思いました。

――本作は“「夢」と「恋愛」の物語”とありますが、第4話でようやく空豆と音の恋が動き出しました。2つの要素のバランスはどのように意識しているのでしょうか?

橋本P:根底に「夢を追う若者の青春」というのがあるのですが、恋愛の部分に関しては、王道の“火ドラ”ラブストーリーと違って「手をつなぐのがMAXかも」というところから始まったんです。

いわゆるラブシーンがなくても、2人がお手玉を投げ合ったり、わちゃわちゃしていることが最高のラブシーンなんじゃないかなと。夢と恋愛、両方とも要素としては大きくあるかなと思います。

――今後も視聴者が思わずキュンとするシーンは登場するのでしょうか?

関川P:毎話2人(空豆と音)のいいシーンは必ず入ってくると思いますので、楽しみにしていただけるとうれしいです。