芸歴28年のタカアンドトシ、錦鯉からのまさかの“引退返し”にタカ「歩く番組は“引退”したい」＜有田哲平の引退TV＞

くりぃむしちゅーの有田哲平とフワちゃんが、MCとして初タッグを組むバラエティ番組「有田哲平の引退TV」#6を、ABEMAにて2月10日に配信した。

「有田哲平の引退TV」は、極めて近い将来の“引退”を決意した有田が、一緒に引退したほうがいいと考える芸能人に引退勧告をするという異色のABEMAオリジナルバラエティ番組で、引退勧告を受けたゲストの人生観や、周囲の人に対する想いなど、“引退”というテーマからあぶりだされるゲストのかざらない、赤裸々な発言が、毎回、大きな話題を呼んでいる。

「これは永久保存版だよ」

2月3日放送の #5では、ブレイク中の錦鯉の長谷川雅紀、渡辺隆へ引退勧告を突きつけていたタカアンドトシだったが、#6では、錦鯉がタカトシへまさかの“引退返し”を行う。渡辺が「タカトシさんは引退、考えたことあるんですか？」という質問をしたことをキッカケに、芸歴28年で約20年間、お笑い界のトップランナーのタカトシのふたりが、売れ続けるなかで生まれた苦悩の日々をふり返っていくこととなる。

スタジオトークでは、タカアンドトシのふたりと15年間、同じレギュラー番組に出演し、親交のある有田が、タカトシへの“引退返し”について、「ずっと長いあいだ、レギュラーやっているけど、最近ではトシとはプロレスの話、タカとはゴルフ、家族の話が主になってきているんで、仕事の話、今後の人生についてなんてひさしくしゃべっていない。めったに聞けないよ、タカトシのそういうところ」と興味を示し、フワちゃんも「これは永久保存版だよ」とどんなエピソードが飛び出すのか期待を寄せる。

「仕事していて楽しいですか？」

2004年の「M-1グランプリ」決勝出場をキッカケにブレイクし、これまでに80本以上の番組MCを務め、現在、レギュラー番組10本を持つ、まさに超売れっ子のタカアンドトシだが、散歩番組のレギュラーが多いタカトシへ渡辺が「いちばん歩いていますよ、芸能界で」と話題をふると、タカは「ロケ番組、多いからね。北海道でも歩いているし。東京でも2本、歩く番組やっている。歩く番組は“引退”したいよね」と神妙な面持ちで語る。相方のまさかの発言にトシは「そんなこと言うな！怒られるぞ。使ってもらってるんだから。どこで本音出してんだよ！」と大あわてでツッコミを入れる。そのふたりの様子を見ていた渡辺は、たたみかけるように「もう引退ですよ。我々も引退、考えましたけど、おふたりも」と引退へと誘っていく。

さらに渡辺から、「ずっと忙しいですけど、仕事していて楽しいですか？」と問われたタカアンドトシは、ふたりともに回答になやんでしまい、タカは「お笑いは金なくてもぜんぜん好きなことだから、ウケたらうれしいし、それでやってた。でも、それが仕事になりつつある。毎日、強制的にやらされているから。慣れちゃったのかな、本当は幸せなことじゃん。自分の好きなことでごはん食べていけてさ」と本音を明かす。続けて、「ここ最近は、(仕事が)ゆううつな時は、さんまさんの“生きているだけで丸もうけ”という言葉を思い出している。それを考えたら、確かにそうだ、俺は幸せだと思える」としみじみと語ると、渡辺は「仕事楽しくないなら、引退しましょう！」と間髪入れずに引退を勧めるが、トシはそれを拒否するように「今日なんかすごい楽しいよ。気のあう錦鯉としゃべれて。楽しいよな？」とタカへ同意を求めるが、「いや、(引退じゃなくて)休業でいい」とボケると、トシがすかさず「やめちまえ！」とツッコミを入れていた。