最後に阿部は「メガバンクで起きた現金紛失事件、銀行の話というとちょっと固いイメージがあるかもしれませんけど、不思議なキャラクターがいっぱい出てきて、どこかに皆さんも重なる部分があると思います。たくさんの方に見ていただきたいので宣伝よろしくお願いしたいですし、できれば本編が始まったらオペラグラスじゃなくて肉眼で見た方がいいと思います(笑)。よろしくお願いします」とオペラグラスでステージを見ていたファンに“助言”し、締めくくった。
同作は累計発行部数60万部を突破した池井戸潤による同名小説が原作。東京第一銀行の小さな支店で起きた現金紛失事件をきっかけに、お客様係の西木(阿部)が、同じ支店の愛理(上戸)や田端(玉森)と共に、メガバンクにはびこる闇に迫る。映画は小説と展開が異なり、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリーとなる。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)