<ドラマアカデミー賞>「鎌倉殿の13人」が最優秀作品賞 「silent」は5冠を達成

2023/02/22 17:57 配信

ドラマ

第114回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した「鎌倉殿の13人」(C)NHK

ザテレビジョンがおくる、2022年10~12月放送ドラマを対象とした「第114回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」全9部門の受賞作・受賞者が出そろった。最優秀作品賞は、小栗旬主演、三谷幸喜脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が受賞。鎌倉幕府の第2代執権・北条義時(小栗)を主人公に、源頼朝(大泉洋)の旗揚げから義時が官軍に勝利した承久の乱までを描き、「喜劇と悲劇、史実とフィクションのブレンドが天才的」「武士の時代の残酷さを描き切った」と絶賛された。3作目の大河ドラマを執筆した三谷氏は、8度目の脚本賞を受賞している。

中途失聴者と聴者の恋を手話を交えて繊細に描き、視聴者の心を揺さぶった「silent」(フジテレビ系)は、 川口春奈の主演女優賞、目黒蓮の助演男優賞、夏帆の助演女優賞、監督賞(風間太樹D、高野舞D、品田俊介D)、ドラマソング賞(Official髭男dism「Subtitle」)の5部門を制覇。SNSをはじめ多くの場で話題になったが、改めて人気の高さを感じさせた。

主演男優賞は「クロサギ」(TBS系)で“詐欺師をだます詐欺師”を演じたKing & Princeの平野紫耀が初受賞。「クールで深い闇を抱えた主人公を熱演」と、これまで演じた役とのギャップが評価され、多数の読者票が寄せられた。

また、本田翼主演「君の花になる」(TBS系)からは、高橋文哉ら若手俳優が演じた劇中のボーイズグループ・8LOOMが特別賞を受賞した。楽曲リリースやライブなどのアイドル活動を行い、「フィクションとリアルをつないだ仕掛けが面白い」と注目を集めた。

ドラマアカデミー賞の特設サイトでは、各受賞者のインタビューや、ランクイン作品の一覧、過去の受賞一覧などを掲載している。