――増田アナしかできないキャラクター性ですよね。そんな増田アナの立場が一瞬危うくなったのが、ピンチヒッターの前田吟さんの登場でした。
複雑ですよねぇ(笑)。すごく面白いんですよ。カンペを間違えて読んだり、ヒントと言いつつほぼ答えだったり(さらに笑い)。私が進行する「和風総本家」とは別物の番組として認知していただければありがたいですね。これまで2度出られて、しかも2度目は2時間スペシャルでしたからね。来年も「世界卓球」がありますし、もしかしたら東京オリンピックの時も前田さんが私の代わりに進行役の席にいらっしゃるかも…。
ただ、本当にいち視聴者として楽しんで見ている自分もいるので、「勉強になります」と言っておきましょう(笑)。
――待ってました、“増田節”! そんな増田アナのお気に入りのテーマはありますか?
一番のお気に入りは年度に一度放送している「上京物語」ですね。高校生が卒業後に東京へ来る様子に密着する企画です。
ストーリー自体はもちろん、見るたびに「以前出ていたあの子はどうしてるだろう?」って思い出すんです。放送のたびに「築地で働いてる女の子、どうなったかなあ」とか、家族で話しますね。
それと「あなたの街の職人さん」は職人さんの仕事ぶりを高校生に見てもらう企画で、自分が高校生の時にこれを見ていたらどうだっただろう、と考えるんですよね。人生を変えるというほどではなくとも、何か心に刺さるものがあったと思います。羨ましさもありつつ、一児の父として親心を刺激される面もあります。
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