2人の思いが届き、八戒に変化が訪れた。“大寿を殺す”と言っていた八戒が、“ぶっ飛ばす”に変わった。これは虐げられてきた者が刃物で逆らうのではなく、力と力でぶつかり合って正面から倒すという意志の表れである。
とはいえ、不利な状況には変わりない。しかも、教会の周りを黒龍のメンバーが取り囲んでいることを知らされ、逃げるという選択肢は消滅している。
最後に思わぬ展開が待っていた。雪の降りしきる中、聞き覚えのあるバイクの音が。それはマイキーのバブの音。タケミチにとってそれは福音に思われたが、自分たちは東京卍會と黒龍の和平協定に背いてここにいることに対して「マイキーはどう思うかな?」と話す三ツ谷。
「メリークリスマス 。こんな日に何やってんだよ オマエら」というマイキーの言葉と笑顔の真意は? マイキーの行動一つで今後の展開、結果は大きく違ってくる。
◆文=田中隆信
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