型破りの裁判官が真実を明らかにするために奔走するドラマ「イチケイのカラス」('21年フジテレビ系)が映画化。現在大ヒット上映中だ。真実を求めて「職権発動」をする裁判官・入間みちおを竹野内豊、エリート裁判官・坂間千鶴を黒木華が演じる。
――作品の見どころを教えてください。
竹野内:相変わらず、みちおは映画の中でも職権を発動していましたね。また法壇から降りて、みんなを驚かせていました。どこに行っても、誰と向き合おうが、彼のスタイルは全く変わらないところが自分は好きです。
黒木:自由奔放で型破りなみちおが、みんなのために正義を追求していく姿はやっぱりすてき。そしてそこにツッコむ坂間とのちぐはぐなバディ感もチャーミングです。
竹野内:2人の掛け合いは思わず笑ってしまうよね。
ーー役作りについてのエピソードがあればぜひ教えてください。
竹野内:実は、初めは自由奔放過ぎるみちおを現職の法曹界の方々はどう思うのかと不安もありました。フィクションとはいえ、厳粛な法廷劇なので、どこかで少しブレーキをかけていたんです。でもあるときに、法廷シーンを監修してくださっている元裁判官の先生が「本当はみちおみたいなことを一度やってみたかったです」と興味深い話をしてくださって。その正直な言葉を聞いていなかったら、多分リミッターを外し切れなかったと思います(笑)。
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