広瀬すず“空豆”と永瀬廉“音”、空想の花火大会で“手をつなぐ”<夕暮れに、手をつなぐ>

2023/03/05 20:01 配信

ドラマ レビュー

「夕暮れに、手をつなぐ」第7話より(C)TBS

広瀬すずが主演、King & Prince永瀬廉が出演する火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第7話が、2月28日に放送された。接近しそうで近付かない空豆(広瀬)と音(永瀬)の関係だが、音が下宿先の雪平邸を出て行くと決めてから互いの気持ちに変化が訪れた。こたつでゴロ寝しながら、空豆と音がそっと手をつなぐラストシーンが「せつない…」と話題で、まさに“夕暮れに、手をつなぐ”タイトル回収場面となっている。(以下、ネタバレが含まれます)

空豆と音が自分たちの夢にセイラを誘う


同作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる「夢」と「恋愛」の物語。

第7話は、ファッションデザイナーの夢のため服を作りたい空豆と、自身が作った曲を世に出すためユニットを組みたい音の思いが合致する存在として、セイラ(田辺桃子)が浮かび上がった。保育園勤務で、子どもに美声を披露していたところを空豆が見つけたのだ。

空豆と音はセイラに事情を話し、服と曲のミューズ“女神”として、セイラに一役買ってもらおうとしたが、セイラには自信がない。空豆は、自分にも自信がない、それでもやってみたいと熱く語り、セイラは二人の夢のキーパーソンとして参加を決めた。

「夕暮れに、手をつなぐ」第7話より(C)TBS


音の作った「きっと泣く」が大ブレイク


音が作った曲「きっと泣く」のMV撮影の日、セイラは空豆がデザインしたおはじきの衣装を着て撮影現場に立った。青い空と海をバックに、仲間で一生懸命仕上げた白い衣装はとてもよく似合っていた。

しかし、セイラは手首のリストカット痕を気にして、カメラの前で過呼吸を起こしてしまう。落ち着いてから空豆と音が話を聞くと、セイラは「お母さんに“お前気持ち悪い、出てけ”って言われて」と悲しい過去を語った。空豆は「無理して笑わんでいいと。泣きたいときに泣けばいい」と、一人は寂しいと言うセイラの気持ちを優しく受け止めた。

撮影し直した「きっと泣く」のMVが世に出ると、みるみる世間の注目を浴びるようになり、見事にブレイクした。再生回数はぐんぐん伸びて、音も注目度の高さを感じ始める。

音は空豆に改めて話をして下宿先を出て行くと決める。人気が出て、女の子と住んでいるのが発覚でもしたらまずいというのが理由だ。しかし、空豆は「きどっとっと。有名人気取りじゃね」とむくれてしまう。大家の響子(夏木マリ)は「あの子も分かってるよ、寂しいだけ。ちょっとそっとしとこ」と言ってなだめた。

「夕暮れに、手をつなぐ」第7話より(C)TBS