――名古屋のアイドルの特徴ってどんなところでしょうか？
KIMIE：ガツガツしているなって(笑)。私たちは結構体育会系で熱血みたいな運動量がすごくて。
HONOKA：公演を見に行かせていただいた時すごかった。声出し公演じゃないし、見せる感じの公演だったんですけど。
YUZUKI：すごかった。こんなに畳み掛けてくる？ぐらいのハードさがあって。でも、私たちも割とMCがなくて畳み掛ける系が多いので、同じ感じのスタイルだなと思っていた。地元愛が強いところとか、“名古屋の人”の特徴だなと思いました。
――コラボすることで、より名古屋をアピールしていくということですよね。
HONOKA：もちろん。名古屋に恩返ししたいですね。私たちの活動が盛り上がることで、地元に恩返しができるのが一番いいのかなと思っています。
――レコーディングやMV撮影、初パフォーマンスもすでに行われていますが、チームの中の雰囲気はいかがですか？ 年齢的にはシャチの方が少しお姉さんになりますね。
YUZUKI：でも、いい意味で上下な感じがない。
HONOKA：全く感じないよね。
MIYO：私なんて勝手に「HONOKAちゃん」とか、ちゃん付けで呼んじゃっていますから。
HONOKA：呼んで～。
MIYO：でも、最初のレッスンはめっちゃぎこちなくて(笑)。
HONOKA：カミフレさんのレッスン場をお借りしたので、どこにいればいいのか分からなくて。私たちの居場所はどこですか？って(笑)。
MIYO：緊張はしていたけど、だんだん砕けていって、最初のレッスンの次の日がMV撮影だったので、朝から晩まで一緒にいたら知らぬ間に打ち解けていましたし、今回のMVを見ていただければどんどん笑顔が増える様子が見てもらえるかなって思います。
――先程元気なグループ同士というお話が出ましたが、新曲「I's PRIDE」は真逆な印象ですね。
KIMIE：私がこの「I's PRIDE」のすごく好きなところが、最後のサビの「愛」と「希望」と「未来」と「夢」という単語なんですけど、その後に続く言葉も全部心にくるものがあって。「未来は ずっと私たちのもの」だし、「夢は 決して捨ててはいけないもの」なんだなと、改めて歌っていて感じて、でも愛とかってよく分からないじゃないですか？ なんですけど、「愛は 尊ぶべきもの」とあって、尊いって何だろう？って。
MIYO：歌詞に全部詰まっているよね。
KIMIE：そう。詰まりすぎていて、私はこの落ちサビがすごく好きで家で何度も聴きました。
YUZUKI：アイドルの曲だけど、もう全ての人が共感できるものだなっていうのもあるので、すごく共感できる歌詞だなって思っています。
HONOKA：「I's PRIDE」っていうタイトルの“I”がアイドルの“I”なんですけど、アイドルが歌うからこその説得力もあるだろうし、アイドルを応援している人には絶対聴いてほしい。こういう思いで私たちはステージに立っているし、普段のレッスンだったり、いろんなことの積み重ねがあって、それを信じて今ステージに立って歌っているっていうのを受け取ってほしいなと思います。
MIYO：アイドルを続けていく中で、私たちも人間なのでいろんな悩みごととか生まれるんですけど、そういうのをあんまり表では見せないんですよ。普段、ファンの方には常に笑顔でいてほしいし、明るい部分だけ見せたいなっていう気持ちもあるけど、こういうちょっと暗い部分を見せてこその、ファンの方との絆だったり、もっと好きになってもらえるのかなって。
もっとさらけ出していいんだなって思えるし、この曲を頂いた時に思ったのが、自分がうまく今まで言葉にできなかったことがすごく表現されているなと思って。自分が「アイドルって何だろう？」って考えたときに、あまりこれだっていう答えが出てこなくて。でも、それはこの歌詞に全部詰まっているなと思って、これを歌うたびに「あ、すごくアイドルしているな」って思うし、今までアイドルを続けてきたプライドが全て詰まっているなと思う曲です。