リングアナウンサーとして、幅広いスポーツでアナウンスを担当しているクリステル・チアリ。関西をはじめとするラジオ出演から始まり、1998年にはNHK Eテレ教育番組『えいごであそぼ』にて全国デビュー。実はJR東日本をはじめ、全国50路線以上で車内自動放送の英語アナウンスも担当している。ライブ配信アプリ「17LIVE」ではイチナナライバーとして活躍中。最近ではABEMAで配信されている『BREAKING DOWN』でもリングアナンスを務めた。小さい頃からリングアナウンサーへの憧れを持っていたという彼女が夢をつかむまで、また、現在の声優ブームに代表される、声の仕事の盛り上がりなどを語ってもらった。
――はじめに、クリステルさんの自己紹介をお願いいたします。
父がクロード・チアリというギターリストで母がモデルを昔やっていまして、芸能家庭で育ち、関西でラジオやテレビに出演した後に、1998年から3年間『えいごであそぼ』でクリスお姉さんとして出演しました。最近では動画配信サイトABEMAにて配信されている『BREAKING DOWN』にてシーズン4からリングアナウンサーも務めています。また、「17LIVE」でライブ配信も行なっています。
――『BREAKING DOWN』でリングアナウンサーを務めた経緯をお聞かせください。
今でもなぜ私にお話しが来たのか謎なんです(笑)。担当者の方からは「誰かアナウンスできる人いかなー」で選ばれたのではなく、ありがたいことに「クリスの声がいい!」で選んでいただいたとお聞きしています。
――リングアナウンサーに選ばれた時の心境は?
『BREAKING DOWN』は番組が始まってからずっと見ていたので、「BREAKING DOWNっていう番組のリングアナウンスのお仕事どう?」と言われた時には、嬉しさと驚きが重なり「もう一回言ってもらってもいいですか?」と何度も聞き返してしまいました(笑)
――実際に『BREAKING DOWN』でリングアナウンスを担当されていかがでしたか?
一番最近やらせていただいた『BREAKING DOWN 7』では幕張メッセという大きな会場でやらせていただけて、すごくワクワクしましたし、ドキドキもしました。朝倉未来さんにも挨拶させていただいて、こんなに最高で幸せな機会をいただき感謝しかないです。
今後海外展開した時にも、現地に行ってリングアナウンスをお願いされるような存在に自分を高めていきたいと思います。
――『BREAKING DOWN』以外では、どのような場面でリングアナウンスされていますか?
お亡くなりになられた、アントニオ猪木さんの追悼大会「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」や、国立競技場で開催されたラグビー、リーグワンの決勝でもアナウンスさせていただきました。優勝チームのパナソニックさんの名前をコールした後は「私、国立で喋ったぜぇ!」と、ついドヤ顔が出てしまいました。
――格闘技だけでなく、幅広いスポーツで活躍されていますね。
今まで、ラグビーのリーグ戦のアナウンスはことごとくオーディションに落ちていました。ですが、決勝というありがたい舞台で呼んでいただけたので、「決勝のために今まで落ちてきたのか」と運命を感じました。ここ数年で、自分のやりたかった事をたくさんやらせていただきました。
――リングアナウンサーへの憧れはいつからありましたか?
小さい頃からプロレスが好きで、プロレスラーかリングアナウンサーに憧れていました。また、日本にオリンピックが来たら絶対アナウンスをしたいと思っていたので、2020年東京オリンピックで侍ジャパンが金メダルを獲得した時にフランス語でアナウンスできたことがとても嬉しかったです。
――小さい頃から憧れていたリングアナウンサーを務められたときは大変嬉しかったかと思います。
はじめに、事務所から「DDTプロレスリングの英語実況の仕事きているけどやってみる?」と聞かれたときは、小さい頃からの憧れと、プロレスが好きなのでやりたい気持ちはありましたが、きちんとできるのか不安もありました。ですが、まずはやってみようと思いチャレンジしたことを覚えています(笑)。
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