和田正人、東出昌大&三浦貴大の“信頼関係”に「ず~っと嫉妬しながら見てました」

2023/03/11 15:25 配信

映画 会見

和田正人が映画「Winny」の公開記念舞台あいさつに登場※ザテレビジョン撮影

東出昌大三浦貴大がW主演を務める映画「Winny」の公開記念舞台あいさつが、3月11日に都内で開催され、東出、三浦、和田正人松本優作監督が登壇。役作りでこだわったことなどを語った。

映画「Winny」とは


同作は、技術者の権利と未来を守るため、権力やメディアと戦った“インターネット史上最大の事件”を映画化したもの。東出は簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」の開発者・金子勇を、三浦が金子を弁護するサイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光を、和田も弁護士の一人・浜崎太一を演じ、気鋭のクリエーター・松本監督の演出によって3月10日より劇場公開中だ。

東出が「エンドロールまで見応えのある作品になっていると思いますので、最後までご覧いただいたお客様の前でいろいろな話ができるのを楽しみにしておりました」と晴れやかな笑顔であいさつするのとは対照的に、三浦は「この映画館はちょくちょく来るんですけど、スクリーンのサイズとお客さんの人数を見た時にちょっと緊張がマックスになってしまって…(笑)。言うことが全部飛んじゃったんですけど…」と緊張しきりの様子で、会場が和やかな笑いに包まれる。

それもあって少し落ち着いたのか、気を取り直して「撮影は1年半以上前になるんですが、すごく大切に作った作品ですし、自分の中でも思い出に残っていて、僕の役者人生の中で大切な作品でもあるので見ていただけて本当に幸せです。ありがとうございます」と観客に感謝を伝えた。

しかし、落ち着いたのもつかの間、続く和田から「同じ関西の弁護団の壇役の三浦くんは、この後ずっと関西弁でしゃべりますのでよろしくお願いします」と突然ムチャぶりされ、三浦は「嫌ですよ!無理やって!台本があるからできるんです」と苦笑していた。

三浦貴大

ご本人の助言のおかげでやりやすさも


企画から数えて約4年の歳月を経て完成にたどり着き、このほど無事全国で公開を迎えた今作。東出演じる金子勇と三浦演じる弁護士・壇俊光の“バディ感”や絆も見どころとなっているが、壇弁護士の役作りについて三浦は「壇弁護士は今もバリバリ現役で活躍されている方なので、実際に撮影現場にも来てくださって金子さんの話もしてくださいましたし、法廷のシーンでは『実際はこういう動きをしているよ』というのを生で教えていただけたのが大きくて。実際の方にアドバイスを頂きながらその役をできることってなかなかないので、その点では非常にやりやすかったです」と明かす。

また、東出と共演した感想について「東出くんが演じている金子さんとのバディ感というか、仲間なのか、兄弟なのか…というような感覚は、東出くんがずっと撮影現場で金子さんとしていてくれたからこそできたことなんじゃないかなと。醸し出す雰囲気がずっと金子さんでいてくれたからこそ2人の関係性が作れたんじゃないかと思っています」と思いを伝えると、東出も「僕は壇先生を演じたのが、僕とは全く違うタイプの三浦さんだったから(よかった)…。監督も以前『東出は突っ走りがちで壇先生を演じる三浦さんが支えになってくれている』とおっしゃっていて。なので、本当にありがとうございました」と、あらためて感謝を込めた。

さらに、三浦が「いえいえこちらこそ。弁護団は全部和田さんが取り仕切っていたので、全然心配なかったです」と言えば、東出も「ね!ムードメーカーで(笑)」と若干イジるような物言いで和田に水を向けると、和田は「本当に後で説教やからな。ムードメーカーではないですよ」と悪ノリする2人を制していた。

映画「Winny」の公開記念舞台あいさつより※ザテレビジョン撮影