<大奥>中島裕翔“進吉”と風間俊介“杉下”が再会して泣きながら抱き合い、感動を呼んだ

2023/03/14 13:27 配信

ドラマ レビュー

「大奥」第9回より(C)NHK

ドラマ10「大奥」(毎週火曜夜10:00-10:45、NHK総合)の第9回が3月7日に放送され、「8代 徳川吉宗×水野祐之進編」が展開。進吉(中島裕翔)と進吉は手打ちになったと思っていた杉下(風間俊介)の再会が描かれて、感動を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)

「大奥」とは


よしながふみの同名コミックを森下佳子の脚本でドラマ化した作品。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸のパラレルワールドを舞台に、ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を描く。

江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。この病は“若い男子にのみ”感染し、感染すれば“数日で死に至る”恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも3代将軍・家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男3千人などと称される男の世界が築かれていくのであった。

「大奥」第9回より(C)NHK

進吉は赤面疱瘡の治療薬を求めて奔走する


進吉は赤面疱瘡の治療のために治療薬を探して吉宗に報告していた。進吉がある村で猿の肝が効くと情報を得るが、猿の肝は効くことなく赤面疱瘡は蔓延する。

異国に赤面疱瘡に効く薬があるかもしれないと希望を見出し、吉宗は蘭学を学ぶことを許可する。お三の間の杉下は大奥にも異国の書があり、その進吉という町人が読めるように大奥に出入りできるようにしてはどうかと吉宗に進言する。

吉宗はニヤリとして、「左様に伝えておくゆえ、進吉の案内を頼む」と杉下に言い渡す。

「大奥」第9回より(C)NHK