<大奥>中島裕翔“進吉”と風間俊介“杉下”が再会して泣きながら抱き合い、感動を呼んだ

2023/03/14 13:27 配信

ドラマ レビュー

「大奥」第9回より(C)NHK


杉下は進吉と涙の再会を果たす


頭を上げた進吉の顔を見て、杉下は目を剥いて酷く驚く。「そなた…」と言葉が出ない杉下に、進吉は笑ってうなずく。杉下は恐る恐る進吉に近づいて肩に手をやると、進吉は杉下の目を見つめて涙を浮かべる。

進吉は以前、別の名前で大奥に仕え、杉下は中臈となった彼の部屋子をしていた。しかし、吉宗と褥を共にしたあと大奥の制度に従い、手打ちを言い渡されたが、吉宗のはからいで内密に免れて町人として生き延びたのだった。

進吉が手打ちを免れたと知らなかった杉下は「よくぞ!よくぞ生きておった」と言って涙を浮かべて進吉をしっかりと抱きしめる。進吉も涙を浮かべながら「杉下さーん!」と応えて、抱き返す。

吉宗は久通(貫地谷しほり)に2人のことを「いかがであった?」と尋ねる。久通は笑って「泣いて抱き合っておりました」と報告すると、吉宗は「それは重畳」と満足そうに頷くのだった。

見ている方も吉宗と同じ気持ちでうんうんと頷けて、ほっこりとした気持ちになる。進吉と杉下の再会に感動し、サプライズする吉宗の粋な心遣いにも感動した。

◆構成・文=牧島史佳