負けたら解散――打倒・高階フィルに燃える玉響は、運命のこけら落とし公演に向けて朝陽の厳しい指導に必死に食らい付く。自分たちの演奏がどんどん良くなっていることを実感して、オケのムードは高まるばかり。全体練習の後も、初音は朝陽に呼ばれてマンツーマンで演奏について話し合う日々を送る。「チャイ5」の表現方法やオケの引っぱり方など話しながらも、初音は2人だけの時間を過ごすことをうれしく思う。
そんな中、朝陽が高階フィルへ移籍するといううわさを耳にする。そんなことはあり得ないと気にも留めない初音だが、朝陽が高階フィルと接触していると知り、胸騒ぎがする。
モヤモヤが晴れない初音は、高階フィルのゲストコンマスを務める三島に会って真相を確かめてみるが、三島は何も知らない様子だ。
公演前日、「明日は、堂々と誇りをもって、玉響の音楽を聴衆に届けましょう」という朝陽の心強い言葉に、オケのボルテージも上がり、朝陽と初音はがっちりと握手を交わす。
たった4カ月前はバラバラだったポンコツオケと、ステージに立つことすらできなかった天才ヴァイオリニストが、いよいよ日本一のオーケストラ・高階フィルと一騎打ちの舞台に挑む。
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