一方、絵里も大きな決断をした。そのきっかけは、拓郎の「絵里とはもう、空気みたいな感じっていうの? 楽なんだよ、絵里と一緒にいると」という言葉。拓郎にとって絵里は、昔から“意識しなくていい存在”だったというのだ。
あらためて「行きたいところがある」と拓郎を、二人の地元に誘った絵里。そこは高校の卒業式のあとで拓郎に告白しようとした場所。だが、関係が変わるのがこわくて告白できなかった。だが、今は「関係が変わらないことがつらい」と絵里は言う。
友だちの延長線上に恋人の関係があると考える拓郎と、拓郎のことを友だちと思ったことは一度もなかった絵里。
「いてもいなくても同じっていう空気みたいな存在にはなりたくない」という絵里の言葉が悲しく響いた。
拓郎と絵里の描いていた幸せの違いが切ない。再び1人になった部屋に帰り、絵里がいたときの輝き、楽しさを思い出す拓郎の姿にも胸が痛んだ。
視聴者からは「どうなるんだろう」「みんな幸せになって欲しい」という声が。次回、3月23日(木)放送の第10話が最終回となる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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