井上真央“悠依”と佐藤健“直木”の愛おしい時間…「ボーナスタイム」のような最終回<100万回 言えばよかった>

2023/03/18 20:52 配信

ドラマ レビュー

悠依(井上真央)と直木(佐藤健)は奇跡の時間を大切に過ごす(C)TBS

井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の最終回となる第10話が3月17日に放送された。事件が解決して姿を消した直木(佐藤健)が再び悠依(井上)の前に。ファンタジーとして幸せにあふれた結末となった。(以下、ネタバレがあります)

悠依と直木の最後の時間


同ドラマは、運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依(井上)と、悠依の恋人で不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木(佐藤)、なぜか直木が見えてしまうために2人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲(松山ケンイチ)を中心に描く。

数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人が織り成す、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリーだ。

最終話は、2023年3月17日午前7時2分から始まった。起床した悠依は、事件が解決して成仏したはずの直木が部屋にいることに気付いて驚くも、喜んだ。譲を通さずとも会話ができ、触れることもできるのだ。

「最後の時間?俺もよく分からん」と言う直木。だが、「最後にこうして話したかったし。一緒にメシも食いたかったし」とのあと、「で…やっぱり…」とつぶやき、愛おしそうに悠依の頬に触れ、そっと抱きしめた。一番はやはり互いの“温もり”を感じることだった。

「ずっと見てた~い」と譲


最後の時間で“思い残し”を全部やることにした2人が、最初に選んだのは、譲と会うこと。

悠依からの突然の呼び出しに心配した表情で駆け付ける譲の前に、直木が現われる。きれいな二度見をして目をこする譲。さらに悠依が直木に抱きついたことで叫び声を上げて驚いた。

かつて「あなた(直木)のことを好きな彼女(悠依)が僕は好きなんだ」と言った譲。これまでのように自身が通訳とならずに悠依と直木が会話する姿を見て、「いや~、ずっと見てた~い」とほほ笑んだ。

そして譲が仕事のため帰ろうとすると、「仕事終わったら来てよ」と直木が誘う。「だって二人のほうが」と遠慮する譲だったが、「寂しいこと言うなよ」と言われると「じゃぁ、ちょっとだけ?あとで?行っちゃう?」と顔をほころばせた。

悠依と直木が得た奇跡的な時間は、苦しいときに助けてくれた譲がいてこそでもあるのだ。