TVアニメ「『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編」(毎週土曜深夜2:08-2:38ほか、MBSほか/ディズニープラスで定額制見放題独占配信)の第35話「On my way home」が、3月19日に放送・配信された。12月25日、聖夜の深夜に繰り広げられた黒龍(ブラックドラゴン)の総長・柴大寿たちとの決戦を終え、八戒の計画を止め、誰も死なせず、十代目黒龍を解散へと追い込んだ。つまり、“現代”を変えるためのタケミチのミッションは完遂。タケミチはヒナタとヨリを戻し、マイキーからの絶大な信頼も勝ち取り、全てがいい方向へと進み始めたか、に見えた。しかし、35話のラストで現代に戻ったタケミチは、またも悲劇的な事実を知ることに。あまりにもつらい展開に、見ているこちらも胸が苦しくなった。(以下、ネタバレを含みます)
第35話は、東京卍會の年明け一発目の全体集会から始まった。東卍の大半のメンバーが聖夜決戦のことを知らないので、ドラケンが事の顛末を全員に説明。そして個々の釈明と“落とし前”をつけることに。
まずは、今回の騒動の発端となった弐番隊副隊長・柴八戒。「始まりはオレのくだらねぇちっちぇ嘘だった そのちっちぇ嘘を守る為にオレは家族を…東卍を巻き込んだ」と正直に伝え、「全てオレの責任だ………みんなすまなかった」と潔く頭を下げた。“抗争の火種なんて終わればどうってことない”“黒龍には勝ったんだ”という意見が出て、弐番隊隊長の三ツ谷隆も「お前はこれからも東京卍會 弐番隊副隊長だ!!」と声をかけ、八戒はお咎めなし。
次にドラケンが名前を呼んだのは黒龍の乾青宗と九井一だった。黒龍の特攻服を着て現れた2人は、“十一代目黒龍”と名乗った。大寿の敗北とともに十代目黒龍は消滅したが、2人が十一代目を継ぎ、マイキーとの話し合いの上で“東卍の傘下”に下ることとなった。それだけでも驚きなのに、タケミチの壱番隊の下につくことをマイキーが告げた。マイキーが決めたことに反対できるわけがなく、2人が何か企んでいると感じながら、タケミチはその条件を飲むしかなかった。
予想できなかった事態に全体がざわめく中、「この聖夜決戦を踏まえて最後に話したいのはオレだ」と言い、マイキーが話し始めた。その第一声は「稀咲鉄太!オマエを除名(クビ)にする」。世渡り上手というか、用意周到で抜け目のない稀咲だから、この状況でもうまく取り入って東卍に残るだろうと思っていただけに、この発言が全員を驚かせた。“本日をもって除名だ”と言われ、稀咲本人も驚きが隠せず、まさに青天の霹靂。
千冬は、聖夜決戦での稀咲の裏切りについてマイキーに報告済みだという。しかし、その千冬でさえも、マイキーがこの決断を下すとは思ってなかったようだ。半間が“稀咲が辞めさせられるならオレもやめる”と進言。東卍総勢450人のうち、自分たちの息のかかった350人が全て抜けると、半ば脅しのように突きつけるが、マイキーは「構わねぇ そもそも東卍はでかくなりすぎた」と一蹴。稀咲が反論するが、“聖夜決戦をけしかけたのは東卍を大きくするためだったのか?”と痛いところを突かれ、稀咲が裏で動いていたことも隊員全員の前でバラされ、ぐうの音も出ない。
マイキーに見限られたことで、常に冷静だった稀咲にも焦りの色が。稀咲の真の目的は、マイキーに取り入り、ドラケンを失脚させて、自分が東卍のNo.2になること。“マイキーには自分が必要”だと執拗に訴えるが、「その決めつけが夢を狂わせる」というマイキーの言葉に稀咲は膝から崩れ落ちた。
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