広瀬すずが主演、King & Prince・永瀬廉が出演する火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の最終話が3月21日に放送され、夢を抱いて青春のある時期を共に過ごした空豆(広瀬)と音(永瀬)の恋物語が幕を閉じた。注目されていた恋の行方はお互いの誤解が解けてハッピーエンドに。ドラマを見続けてきた視聴者も心の中で拍手を送ったに違いない。(以下、ネタバレが含まれます)
同作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる「夢」と「恋愛」の物語。
最終話は、空豆がデザイナーとして花開くことを夢見てパリへ出発する場面から描かれた。九州の祖母のところへ塔子(松雪泰子)と出向き、母娘三世代は長年の確執を和解へと向かわせることができた。塔子に対して素直になれなかった空豆だが、自分のブランドができたら菜の花の名前を使おうとしていることを話す。母と別れのときに、一緒におしゃべりをして覚えた花の名前だった。塔子は「ごめんね、空豆。ごめんね」と、かつて自分の夢を選んで離れてしまった娘に謝った。
パリに向かう前、空豆は響子(夏木マリ)に甘えて「おい、楽しかったが。ここの暮らし。人生でいっちばん楽しかった」とお礼を言った。響子に「あんたは広い世界に旅立つんだ」と言ってもらい、ハグしてお別れ。翌朝、家を出た空豆の表情は一段と大人びて見え、髪や瞳の輝きも未来を見ているようで、一時期の不安でいっぱいな顔ではなかった。
一方、セイラ(田辺桃子)は音に「空豆、葉月さん(黒羽麻璃央)と付き合ってないの」と、雪の日に空豆が勘違いしてひどく傷ついていたことを知る。「空港に行って。まだ間に合うと思う」と言われたが、音は空港に見送りに行った響子に手紙を託し、パリに向かって飛び立つ飛行機を見送るだけに留まった。
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