“ウドンカップル”、お泊りキャンプの急展開「ありがとう 救い出してくれて」＜愛だと言って＞

復讐から始まった、出会ってはいけなかった2人の恋を描く韓国ドラマ「愛だと言って」。一進一退の関係を続けるウジュ(イ・ソンギョン)とドンジン(キム・ヨングァン)は、彼らの愛の行方を見守る韓国の視聴者から、2人の名前の頭文字を取って「ウドンカップル」と呼ばれて愛されている。相手への気持ちを“恋”だと自覚した2人は、それぞれの事情からこれ以上深入りするのを恐れていたが、第9話と第10話では、自分の気持ちに素直に従って距離を縮め、1泊のキャンプに出かけるまでになった。(以下、ネタバレを含みます)

「ウジュさんが僕を一番かき乱してるの、わかってる？」

「愛だと言って」は、父親を奪った愛人の息子・ドンジンに復讐の為に近づいた女性・ウジュが、次第に彼に魅かれていき恋愛関係になっていく、復讐から始まるラブストーリー。ディズニープラス「スター」独占配信中で、毎週水曜に2話ずつ追加され、全16話で構成される。3月22日に第9話・10話が配信され、本日29日に第11話・12話を配信。

ウジュを演じるイ・ソンギョンはカリスマモデルとしても活躍。175cmで抜群のスタイルに親しみやすい丸顔が人気で公式Instagramのフォロワーは1400万人を超えている。ドンジン役のキム・ヨングァンもモデル出身で189cm。「メロ職人」とも呼ばれる2人が笑顔を封印して、せつない恋模様を見せている。

復讐がきっかけで出会った2人だが、第8話までで互いの人柄に引かれ合った。しかし、ウジュは今でもドンジンに心を開けずにいる。ウジュが自身に近づいてきた理由を知らないドンジンは、不自然な態度で自分を避けるウジュに理由を尋ねるが、彼女は「私がひねくれてるのは一度や二度じゃないし。我慢してよ。イラつくほど我慢して耐えるのが特技なんでしょ」とケンカ腰…。そんなウジュに「前、僕に“穏やかに暮らしてほしい”って言ったけど、ウジュさんが一番かき乱してるってわかってる？」と続け、「頼んでないのにボタンを付けてくれたり、急に冷たくなったり…僕、何かしましたか？」と、胸の内をウジュにぶつけた。

「気楽な友だちのようには過ごせない？」と尋ねたドンジンに、「そんなに友だちが居ないの？」と彼と目を合わせずにつぶやくウジュ。素直になれない彼女は「今後もそんな態度で働くつもり？」ときかれて、「しかたないでしょ、これが私なんだから」と、憎まれ口を叩いてしまう。ドンジンが去った後、今にもこぼれそうなほど目に涙をためてたたずむウジュの姿はあまりにもせつなく、一方、やりきれない表情で帰り道を歩くドンジンも視聴者をやるせない気持ちにさせた。

ウジュを傷つけられ、ドンジンの怒りが爆発

そんな中、資金提供を反故にした、ドンジンの元カノであるミニョン(アン・ヒヨン)を恨んでいる企業のシン社長が彼女の元を訪れ、持っていた石で襲おうとしたところに、偶然居合わせたウジュが割って入り、ウジュは殴られてケガを負ってしまう。知らせを聞いたドンジンは、仕事を放り出して彼女が居る病院に走った。そして、シン社長を見るや否や、過去の因縁もあり怒りを爆発させて殴りかかり、「仕返しするのもバカらしいし、同じレベルに成り下がりたくなくて相手にしなかったけど、我慢しすぎたようだ」と興奮気味に罵った。「イラつくほど我慢して耐えるのが特技」のドンジンが我を忘れて怒り狂うほど、彼の中でウジュが大きな存在になっていたのだ。

幸いウジュのケガは軽傷だった。病院のベッドで目覚めた彼女は、ドンジンに、ワザとよけずに殴られたのだと告げた。そうしないと、この先、もっと大ごとになりそうだったから、と。そして「ごめんなさい」と謝った彼女に、ドンジンは「(謝るなんて)頭を打ったようだから、再検査をしないと」と冗談で返し、「これからは、こんな平凡で他愛ない話をしたり冗談を言おう」と言った。

また彼は「キミが僕の家に来たかったらいつでも来て。待ってるから」と告げ、ウジュは一瞬嬉しそうな幸せそうな表情を見せた後、ぎこちなく「連絡しますね」と言った。そんな彼女を愛おしそうに見つめるドンジン。お互いの心に愛が染みこんでいくのが感じられる場面だった。