門脇麦主演、HiHi Jetsの作間龍斗が出演している連続ドラマW-30「ながたんと青と -いちかの料理帖-」(毎週金曜夜11:00-11:30、WOWOWプライム)の第2話より、AmBitiousの吉川太郎と小柴陸が出演することが分かり、共演シーンの現場レポートと座談会インタビューが届いた。
同作は、磯谷友紀氏の同名コミックスが原作。戦後間もない京都を舞台に、門脇演じる34歳の料理人・桑乃木いち日(くわのき・いちか)が、経営難の実家の料亭「桑乃木」を立て直すため、作間演じる19歳の大学生・周と政略結婚し、料亭再建に挑む中で絆を育んでいく“グルメラブストーリー”。
老舗料亭の長女として生まれ、ホテルの西洋料理レストランで働くいち日が、和と洋を融合させ自由な発想で生み出す“見た目もおいしい料理“と、互いに別々の人を思いながら結婚したいち日と周の“年の差夫婦のもどかしい恋”が見どころとなっている。
そんな同作で、ドラマ初出演となる吉川が演じるのは、周の大学の友人・谷口役。将来はサラリーマンとして働きたいと思っている堅実なキャラクター。小柴は同じく周の大学の友人・赤松役。将来は海外で働く夢があるが、英語は苦手でお調子者でもある憎めない役どころを演じる。
いち日の前では大人びていてクールな周が、19歳の青年らしい年相応の自分を見せられる相手でもある2人を、実際に作間と同じジャニーズJr.として活動する吉川と小柴が等身大で演じる。
この日初めての撮影に臨む小柴と吉川は、エキストラに「おはようございます」と一礼。今作がドラマ初出演の吉川は、少し緊張した面持ちだ。撮影するのは、大学の講義室で周がいち日特製の「だし巻き卵のサンドイッチ」を食べようとしたところ、同級生3人がその愛妻弁当をうらやましがるというシーン。
まずは段取りから。吉川が食べるお弁当をのぞき込む小柴。ドラマや舞台の経験も豊富な小柴はリラックスした様子だ。吉川は演技初心者ならではの素朴な雰囲気が、昭和の学生然としていて役にピッタリである。
そしてテスト。いち日の年齢を知り、同級生3人は口をそろえて「さんじゅう、よん(34)!?」と驚くのだが、その驚くタイミングを何度も確認する松壮史監督。おそらく、0コンマ何秒の差でもシーンの印象は異なってくるのであろう。優しい口調ながら妥協を許さない監督の繊細なこだわりが、心地よい作品を生み出す。
「僕の立ち位置、ずっとここで大丈夫ですか?」など、疑問点はすぐに確認する小柴、監督の指示に素直に「はい」と答える吉川。ドラマ現場での経験値の差はあるものの、2人とも真摯に撮影に取り組む姿勢が伝わってくる。撮影の合間には、作間が小柴に話しかけたり、また小柴が作間に話しかけたり。過去にもドラマで共演経験のある2人の仲の良さも垣間見えた。
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