俳優・杉咲花がJAバンクのイメージキャラクターに起用され、4月3日に都内で行われた「JAバンク新CM発表会」に登壇した。
杉咲は、4月4日(火)より全国で放映開始されるJAバンクの新CM「地元のあしたもよろしく」篇、「暮らしのあしたもよろしく」篇に出演。地元を愛する新人JA職員に扮(ふん)し、組合員・利用者の明日や未来のことを親身に考え、「あしたもよろしく」のキャッチコピーとともに、地域の人々の明日や未来のために、明るく、ポジティブに活動していく姿を描いている。楽曲は木村カエラの「ノイズキャンセリング」が起用された。
お披露目された新CMについて、杉咲は「とても温かいCMで、見ていてほっこりするものが出来上がっていて、テレビで放送されるのが楽しみだなって思いました」と感想を語った杉咲。
「とても穏やかな現場でした。実際の商店街をロケ地としてお借りして撮影したんですが、その街を住む方々が守ってきたんだろうなというのを、そんな背景も匂い立ってくるような場所でした。JAバンクさんもお借りして撮影したので、人と人とのつながりを感じられると思います」と撮影を振り返り、CMの出来に満足した様子を見せた。
また、CMの内容にちなんで「つながり」について質問する企画も。「お仕事をする中で温かくされてうれしかったこと」を聞かれると、「初舞台の稽古時に、先輩方が教えてくださたこと」と返答。2020年4月に上演予定も新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で全公演中止となった舞台「桜の園」の稽古でのエピソードを明かした。
「上演はかなわなかったんですけど、本当に素晴らしい先輩方と2カ月ほど稽古でご一緒することができて、舞台は初めてで右も左も分からなくて、稽古を初めて体験した時間でもあったんです。その時、稽古が終わった後に一人で残ってどうしようって悩んでいたら、大竹しのぶさんが一緒に個人練習をしてくださったり、アドバイスをくださったりとか。宮沢りえさんもメールで励ましてくださったり、黒木華さんはご自身が出演されてないシーンで、私の稽古している姿を動画で撮って『演じている時は客観的になれないかもしれないけど、こんなふうに見えているよ』って教えてくださったりとか。本当にたくさんのことを学ばせていただきました」と振り返る。
「本当に素晴らしい経験をさせていただきました。こんな経験をさせていただけただけで、俳優人生において重要な時間だったなと感じています」と、杉咲にとって大切な作品になったことを明かした。
一方、「新年度の抱負は?」という質問には「『一生もの』のフライパンを見つけたい!」と発表し、報道陣をざわつかせる。
「普段使っているものが年季が入ってきて、これは新しいものを購入するタイミングなのかなって」と説明した杉咲。フライパンで何を作りたいのか聞かれると「野菜炒めを作りたい」と笑いながら告白。
続けて「なので、中華鍋も欲しいと思っていて…」と話を広げたが、「こんな話で大丈夫ですか?(笑)」と会場の空気の変化に気付き、「物欲が止まらなくなっています(笑)」と照れていた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)