<らんまん>“チビ栄一”小林優仁&朝ドラ3作目の南出陵嘉…実力派たちが創る“子供ら”の世界

2023/04/11 11:31 配信

ドラマ レビュー

「らんまん」第10回より (C)NHK

連続テレビ小説「らんまん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。4月10日からの第2週「キンセイラン」は、前週から時間が4年進んで明治となり、主人公・万太郎は9歳に。大河ドラマの主人公も経験した小林優仁が万太郎の子供時代を演じ、姉・綾役の高橋真彩、“お目付け役”竹雄役の南出凌嘉とともにドラマを引っ張っている。(以下、ネタバレを含みます)

2週目、少し大きくなった万太郎、綾、竹雄


幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、高知県出身の植物学者・槙野万太郎(神木隆之介)が植物学の道を情熱的に突き進んでいく「らんまん」。第2週「キンセイラン」では、峰屋の跡取り・万太郎(9歳:小林)が学問所「名教館(めいこうかん)」に通い始めるエピソードが描かれている。

名教館で、武家の子どもたちから“町人の子”と目の仇にされる万太郎。そんな万太郎を、体を張って守ろうとする竹雄。一方、「おなごだから」と興味のある酒造りについて知ることすら許されず、複雑な思いを抱える綾。第6回では、それぞれがモヤモヤとした感情を抱える様子が描かれた。

「らんまん」第6回より (C)NHK

「代わりにわしを打ち据えてつかあさい!」


だが続く第7回では、それぞれが1歩踏み出した。竹雄は、万太郎を守るため武家の子に「代わりにわしを打ち据えてつかあさい!」と決死の土下座。子どもとはいえ、帯刀した“お武家様”に意見するなど明治維新前には考えられなかったことで、竹雄は「ちっくとだけ、面白かったですき」「昔なら、手打ちにされたち文句は言えんかったろうに」と、小さな反抗がうまくいったことを喜んだ。

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