古田新太と宮沢氷魚が、4月13日に東京・新宿のKABUKICHO TOWER STAGEで開催された「東急歌舞伎町タワー開業前日セレモニー」にゲストとして参加。新施設で予定されている公演に出演する渋谷龍太(SUPER BEAVER)、東京スカパラダイスオーケストラ、西川貴教、Little Glee Monster、窪田正孝、石橋静河と共にブルーカーペットを歩き、出演する舞台「パラサイト」への意気込みなどを語った。
東急歌舞伎町タワーは、ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設などからなる、地上48階・地下5階・塔屋1階、約225mの超高層複合施設。この日は施設から隣接するシネシティ広場にかけて、歌舞伎町の文化に根ざす「水」をモチーフにした鮮やかなブルーカーペットが設置された。
古田と宮沢は、6月5日(月)から7月2日(日)に上演されるTHEATER MILANO-Zaオープニングシリーズ「COCOON PRODUCTION 2023 舞台『パラサイト』」に出演する。
同作は、第72回カンヌ映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールの受賞を果たし、「第92回米アカデミー賞」では非英語作品として史上初の作品賞受賞の他、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の計4部門受賞という快挙を成し遂げた、映画「パラサイト 半地下の家族」を舞台化。
古田が韓国版でソン・ガンホの演じたキャラクターを務めるということもあり、MCから「日本のソン・ガンホの呼び声高い古田さん」と紹介されると、古田は間髪入れずに「“日本のソン・ガンホ”とよく言われるんだけど、あいつのほうが1個下だからね!あいつが韓国の古田新太だからね」と語り、会場が笑いに包まれる。肝心の作品については「舞台化されたらやりたいなと思っていたんですけど、日本には半地下の文化はないのでどうするのかなと思ったら、うまい具合にやっています」と、力強く語った。
今作は1990年代の関西が舞台となるが、MCから物語の内容を聞かれた宮沢は「映画を見た方はご存じの通り、われわれが裕福な家族に寄生していくんですけど、僕は長男の順平を演じます。関西弁なんですけど、僕は今回が関西弁初挑戦なので相当頑張っています。でも、共演者の皆さんが半分くらい関西の方なので、皆さんに助けてもらいながらやりたいと思います」とコメント。
今回親子役を務める2人だが、そのことについて古田が「絶対俺からこんなの生まれないからね!俺と(妻役の)江口のりこからは生まれない!」と断言すると、宮沢は「いや、まあ突然変異と言うか、隔世遺伝とかもありますからね(笑)」と見事な切り返しをして、会場を沸かせた。