豊が帰るときになると元気が戻った種。穣が来てくれてありがとうと感謝を述べると、「僕は何も出来ないから頼りにならないかもしれないけど」と豊は自信なさげに言う。穣は真面目な顔でまっすぐに豊を見つめ、豊は居てくれるだけでいいと言う。豊が少し驚くと穣は「種喜ぶし、俺も…」と目をそらす。
種が元気に豊のもとに駆けてきて綺麗な落ち葉をプレゼントし、次はいつ会えるか聞くと、豊は来週かなと答える。穣が「もういっそ毎週末、うちで飯食えば?」と誘う。
うちに戻って種からもらった落ち葉を見つめながら、穣や種と交わした会話を思い出して満足そうに微笑む豊。一方、穣も豊のことを思い出していた。豊も穣もお互い好感を抱いているのが伝わってきて嬉しくなる。そして、穣や種が自分を必要としていることを豊が受け入れて喜んでいる姿を見ていると、こちらも心がほどけるように感じられた。
◆構成・文=牧島史佳
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