1990年の初演以来、変化を遂げてきた劇団☆新幹線の代表作「髑髏城の七人」。ことし3月30日からIHIステージアラウンド東京で“花”“鳥”“風”“月”の4シーズンごとにキャストを変えてそれぞれの脚本、演出で1年3カ月にわたって上演されている。
6月27日からは、“花”に続く第2弾となる「劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season鳥」の幕が開いた。
今回は、捨之介を阿部サダヲ、天魔王を森山未來、蘭兵衛を早乙女太一のほか、「新感線」の参加4回目となる松雪泰子、粟根まこと、福田転球、少路勇介、清水葉月、梶原善、池田成志など劇団になじみの深いクセモノぞろいのキャスト陣で、歌、踊りの要素を強化したショーアップバージョンで展開される。
脚本の中島かずきも「キャストそれぞれが持つ魅力に合わせて、主人公の捨之介を筆頭にキャラクターの立ち位置、人間関係がかなり変わってくるはず。そういう意味では今回、また1から書き直すくらいの気概で臨んでいます!」と今作への熱い思いを語っている。
すでに前売り券が完売しているものの各回当日券を準備し、7月31日(月)には全国72館の映画館でライブビューイングも決定している。
そんな注目が集まる今作、開幕となる6月27日の夜公演直前にプレスコールが行われ、“鳥髑髏”の世界観を存分に披露。また、阿部らから意気込みなどが寄せられた。
――いよいよ初日を迎えるに当たっての心境と意気込み。
不安もすっごくありますけど、楽しみの方が多いです。とにかく殺陣頑張ります。
――お薦め見どころポイント。
自分が出てないシーンを見ていて、歌と踊りがこの劇場にとても合ってる気がします! 髑髏城の七人という1つの作品がここまで変わるの!!
――公演を楽しみにしている観客へのメッセージ。
今までにない髑髏城の七人が見られると思います。お楽しみに!!
――いよいよ初日を迎えるに当たっての心境と意気込み。
まずはとにかくけがのないように、75公演走り抜けられたら。個人的には4度目の劇団☆新感線、そして2度目の天魔王。力強く魅力的なスタッフ、キャストとともに、「夏の髑髏城チャンピオン祭り」を盛り上げていきます。
――お薦め見どころポイント。
“鳥”が第2シーズン目に当たります。
(演出の)いのうえひでのりさんにとってもまだ可能性を秘めた劇場なので、前シーズン“花”と比べてもこの劇場をより効果的に使った演出になっています。そして、それは“風”“月”と継続されていくことでしょう。
特に今回は歌と踊りがふんだんにちりばめられているので、例えば蘭兵衛との口説きのシーンは、6年前の「(通称)ワカドクロ」に比べてより幻惑的なものになっていますね。
天魔王に関しては、全体に歌と踊りが入ったことにより、公演時間の都合上(せりふが)間引かれているところがありますが、逆に省かれてシンプルになったともいえるでしょう。
その上で、天魔王の残虐性や不条理感が薄まっているようにも見えますが、天魔王が持つ天魔王なりの正義がより浮き彫りになったように感じています。
捨之介、天魔王、蘭兵衛のこの3人の宿命から発生する、「おのおのの正義」というものが天魔王にも見えたら…。単なる「悪役」とならないようにやれたら面白いなと。
――公演を楽しみにしている観客へのメッセージ。
触れ込みにもあるように、歌あり、踊りあり。楽しい舞台になることは間違いないです。
劇場の周りには何もありませんが(笑)、「『髑髏城の七人』Season鳥」をぜひ楽しんでほしいです。
――いよいよ初日を迎えるに当たっての心境と意気込み。
とにかくけががないように最後まで頑張ります!
――お薦め見どころポイント。
今回、特にショーアップされたチームになりエンターテイメント性がものすごく強く、歌・踊り・殺陣、かなり華やかな演出になっていて、見どころは盛りだくさんです。
――公演を楽しみにしている観客へのメッセージ。
この夏一番のお祭りが、豊洲この劇場で行われております。ぜひ、見に来てください。
――いよいよ初日を迎えるに当たっての心境と意気込み。
良い意味での緊張感を持ってのぞみたいと思っています。
――お薦め見どころポイント。
今回は“Season花”にはなかった要素である、歌やダンスがありますので、よりエンターテインメント色の強い演出になっています。何より、捨之介の描かれ方が今までにはない表現になっていまして、蘭兵衛、天魔王との3人の関係性も、より際立っているように感じます。
――公演を楽しみにしている観客へのメッセージ。
華やかで、楽しんでいただける“Season鳥”。ぜひ劇場で体感してください。お待ちしております。
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