福山雅治×大泉洋の共演を『ラストマン』ドラマPが語る 永瀬廉と今田美桜は「お二人は対極にいる方」

2023/04/22 08:00 配信

ドラマ インタビュー

福山雅治(右)と大泉洋(左) 日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」第1話より(C)TBS

福山雅治が主演を務める日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※初回は25分拡大)が、4月23日(日)にスタートする。

全盲の人たらしFBI捜査官×孤高の刑事が何事件に挑む


同作は、黒岩勉のオリジナル脚本で、全盲の人たらしFBI捜査官・皆実広見(福山)と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)がバディを組み、難事件に挑む姿を1話完結で描く新時代の痛快なバディドラマ。

福山、大泉の他、皆実と心太朗を支えるチームメイトとして、捜査一課の刑事で心太朗の甥・護道泉役でKing & Prince・永瀬廉、捜査分析センターの分析官・吾妻ゆうき役で今田美桜、捜査一課のメンバーで松尾諭今井朋彦奥智哉が出演。さらに、彼らを束ねる女性警部補・佐久良円花を吉田羊、心太朗の父・護道清二を寺尾聰、心太朗の兄・護道京吾を上川隆也が演じる。

このたび、番組の編成プロデュースを務める東仲恵吾氏にインタビューを行い、バディを組む福山と大泉の共演シーンで印象に残っていることや、福山らベテラン役者陣の中で永瀬&今田がどのように過ごしているかなど、語ってもらった。

人の助けを得るヒーロー像を意識


――いよいよ第一話がスタートします。

企画として立ち上がったのはもう2年くらい前なので、ようやく皆さまにお届けできるという安堵感があります。福山さんが演じる皆実のキャラクターが完全にマッチしているので、楽しんでいただけると思っていますし、今回は数々の映画を撮られている山本英夫さんに撮影監督をしていただいておりますので、映像のクオリティーも含めてすごく自信の持てる内容になっています。

――全盲の捜査官という新時代のヒーロー像を作る上で、意識した点はどんなところでしょうか?

自分一人で全てを解決するヒーローではなく、いろんな人たちの助けを得るヒーローであるということを意識しました。視覚に障害があるということを含めて、周りの人たちに助けてもらわなきゃいけない場面がたくさんある中で、困ったら躊躇(ちゅうちょ)なく助けてもらって、心から感謝をして、信頼関係を築いてきた人物を描いています。

撮影に入る前に、全盲所作指導を担当してくださっているダイアログ・イン・ザ・ダークの方々にお話を伺ったのですが、皆さんユーモアがあり社交的な印象的でしたので、皆実のキャラクターについて、社交性があり、表情豊かなキャラクターにしたいというお話を福山さんにしました。

――全盲の役を初めて演じられている福山さんをご覧になっていかがですか?

実際には見えているけど、見えていないように見せることについては、ご本人も相当意識されておりましたし、一番大変だと最初おっしゃっていましたが、撮影が始まると本当に見えていないと思わせられるお芝居をされています。また、皆実は訳あってアメリカに行き、そこでアメリカの国籍を取り、全盲でありながらFBIで操査官のトップになったというダイナミックな設定のキャラクターなのですが、本当にこういう人が存在しているという気持ちになる演技をされています。

全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治) 日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」第1話より(C)TBS


――では、大泉さんはいかがでしょうか?

いろんなことを背負っている心太朗を演じることはすごく大変で、せりふの出し方も一言一言大事になってくるのですが、そういった部分もちゃんと考えてくださって、見事にアジャストして演じてくださっています。

福山&大泉の共演シーンは「二人にしか作れない空気感がある」


――バディを組む福山さんと大泉さんの共演も注目です。

お二人とも公私ともに仲が良く、二人にしか作れない空気感があるなと感じています。福山さん、大泉さんはアイデアマンなので、掛け合いをする場面では回を追うごとにアドリブが出てきたりするのですが、同じせりふでも全く違うような空気感や距離感で演じられています。お二人だからこそ表現できる掛け合いを、皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。

日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」第1話より(C)TBS