重岡大毅、“役者道”の現在地 視聴者の脳裏に焼き付く“怪演”も見せる演技派

2023/04/26 11:10 配信

ドラマ 映画 コラム

ジャニーズWEST

2023年4月期の地上波連続ドラマでは、ジャニーズWESTのメンバーをよく見かける。重岡大毅は「それってパクリじゃないですか?」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)に出演しており、桐山照史は木ドラ24「ゲキカラドウ2」(毎週木曜深夜0:30-1:00、テレビ東京系)で主演、濱田崇裕は「風間公親-教場0-」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)に出演中だ。もはや“歌って踊る”だけがアイドル、という時代ではない。何でも器用にいろいろできちゃうのがアイドルなのかも、と思わざるを得ない活躍ぶりだ。今回そんなジャニーズWESTの“センター”重岡の“役者道(ヤクシャドウ)”を振り返る。

メンバーカラーは赤! マルチな活躍を見せる“シゲちゃん”


芸能界には活躍の場がどこであっても、しっかりと爪あとを残して輝きを放つ人がいる。芸人なのに歌がうまいとか、俳優なのに話術に長けていて必ず笑いを取っていく、などという人たちだ。いわゆる“天が二物を与えた”などと称される人だ。

1992年8月26日生まれ、兵庫県出身の重岡は、2014年4月23日に「ええじゃないか」でCDデビューした7人組グループ・ジャニーズWESTの一員。メンバーやファンからは“シゲ”、“シゲちゃん”などと呼ばれてグループの中心を張り、メンバーカラーは赤だ。作詞・作曲を手掛け、独学で習得したピアノを披露するかと思えば、俳優としてドラマや映画で強い印象を残していくマルチプレイヤーなため、歌番組出演時の重岡を見て、その“アイドル感”に驚く人もいるのではないだろうか。

“それパク”ではクールで群れないエリート社員役


現在出演中の「それってパクリじゃないですか?」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)で演じているのは、優秀なエリート社員・北脇雅美役。知的財産のプロフェッショナル「弁理士」の資格を持つ北脇の信条は「ビジネスに正義なんかない」。情にもろく一生懸命な主人公・亜季(芳根京子)とは水と油のような凸凹コンビを組み、知財を巡り巻き起こるさまざまな問題に立ち向かう役どころだ。この先、クールで群れない北脇が、仲間が努力して生み出した商品を守ろうとする亜季から、少しずつ働くことや人生の楽しさを感じ取っていくのだろう。始まったばかりの本編ではまだ、北脇の心の扉は固く閉じられており、頭でっかちな仕事キッチリ人間に徹している。