――学生時代に印象的だった先生や思い出に残っているエピソードはありますか?
高校3年生のとき、最後の進路面談で「芸能の仕事をしたい」と言ったら、担任の先生が「向いているんじゃない?」と背中を押してくれたことです。否定せずに「いいじゃん!」と言ってくれたことがうれしくて、鮮明に覚えています。
――周平のようなポリアモリーという恋愛スタイルに触れて、ご自身の恋愛観に変化はありましたか?
分かったつもりになってはいけないのですが、作品を通して、いろいろな性的指向の方の気持ちに触れることができたのは自分にとってもいい機会でした。
今の時代、多様性やダイバーシティなどと言われていますが、同じ地球に生きている人として、肩書きや性別、年齢などに左右されてはいけないなと改めて感じています。いろいろな“好き”の気持ちがあるので、人に対して決めつけることはやめようと思いました。
――ご自身が理想として掲げる結婚スタイルがあれば教えてください。
親友のような人と一緒にいられたらなと思います。妻であり夫であり…というよりは、一緒に人生を応援し合えるような良き理解者が一番そばにいてくれて、その人とくだらないことでも笑い合えるような結婚をしたいです。
――最後に視聴者にメッセージをお願いします。
現代のSDGsとか多様性とかLGBTQ+などを流行で終わらせずに、人生が続く限り向き合わなくてはいけない問題だと、それぞれの好きという気持ちや、その人の個性をちゃんと見るということを学べる作品だと思います。
壮大な話に聞こえてしまうかもしれませんが、見ている人も、日常において相手を大切に思う気持ちに気付くことができたり、決めつけずにその人の根本を見ようという気持ちになれるはずです。
独自の感性を持ったリアリティーのある3人が織り成すとても繊細な物語だと思うので、そんな3人の生活をのぞき見するような感覚で見てもらえたらなと思います。
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