個性的な作品が多い中でとても印象的だったのは、日本にあるD’ART Shtajioとルーカルフィルムが共同制作した第8話「穴」だ。会社は日本にあるが、所属しているのは日本のアニメスタジオで修行を詰んださまざまな国のクリエーターたちで、確かに絵柄から日本アニメイズムを感じる。物語には明らかにジェダイと分かる人物は登場せず、普通の人々が力を合わせて状況を打開していく点がとても感動的。フォースという特別な力がなくとも集団でうねりを作り、帝国トルーパーたちに勝つという展開は、まさに“ビジョン(理想像、未来像)”といえよう。
それぞれのスタジオの特色を生かしながら、感動的なストーリーが多いのもシーズン2の特徴。9作ともに14〜21分程度のため、気軽に見られるのもうれしいポイントだ。本当に1作1作のカラーが異なるので、お気に入りを見つけてみては?
◆文=及川静
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