山田裕貴主演の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第4話が、5月12日(金)に放送される。同作は、未来の荒廃した世界にワープしてしまった人々が元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルの予測不能なヒューマンエンターテインメント。
脚本は「恋はつづくよどこまでも」(2020年)や「着飾る恋には理由があって」(2022年、ともにTBS系)など、幅広い世代の女性たちに支持された作品を多数執筆してきた金子ありさ氏が担当。同作は、動画配信サービス・Paraviでも配信されている。
8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える、誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。
SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か、乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くための“サバイバル生活”が幕を開ける。
主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を山田が演じるほか、山田とバディを組むことになる正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、二人と共にこの電車に乗り合わせた心根の優しい高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じる。
また、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、杉本哲太、松雪泰子ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)
5月5日に放送された第3話では、直哉が大切にしてきた美容師道具のハサミが入ったバッグを田中(杉本)が持ち去り、大問題に。田中を問い詰めると帽子を被った怪しい人物を目撃し、護身用としてハサミを持ち出したのだと訴えるも、田中の言い分を信じられない直哉はいら立ちを隠せない。
そんな中、これまでかたくなに心を開かなかった直哉の過去が描かれた。当時まだ幼かった弟を父親から守るため、15歳で家を出てから小さなアパートで弟を育ててきた。時が経ち、直哉は美容師になるという夢をかなえるも、成長した弟はグレて学校へ行かなくなり、ついには事件を起こしてしまう。
決して他の人たちと群れたくないわけじゃない、でも、誰かを信じれば自分がいつか傷つくことになる、直哉の中でそんな葛藤があったのかもしれない。弟に対しての思いだけでなく、これまで一人で抱え込んできた感情を吐露する中で優斗がくれた言葉は、直哉の心をスッと溶かしていく。初めて涙した直哉の姿に、SNS上では「もらい泣きした」「胸にグッときた」などどいった声が上がった。
終盤では、水だけでなく食料も確保し、互いの知恵を出し合うことで見知らぬ土地での生活を充実させていく乗客たち。厳しい状況下でも平穏な日々が続いていくと思われた矢先、加藤が何者か刺されるという衝撃的なシーンで幕を閉じた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)