――物語自体は緊張感のあるシーンが続いていると思いますが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?
第1、2話は(登場人物たちが)水を飲めなかったり、食料が確保できていない状況だったので、座長の山田くんはじめ「ちょっと水を控えてみよう」という話になって。
もちろん撮影に支障をきたさない程度ですけど、喉が渇いた状態を想像するだけじゃなく、肉体的なアプローチを実際にやってみることもありました。
そういう時は和気あいあいとはなかなかいかなくて。みんな本当にしんどい思いをしながらやっていましたが、最近は食糧もある状態で、シチュエーションとしてもみんなの距離が縮まっているところがあるので、空き時間は楽しい話をしたり、作品の話をしたりしながらいい距離感でできていると思います。
――ドラマ放送後の周りからの反響はいかがですか?
友人が何人かメールをくれて「本当に面白い」と言ってくれました。いろんな世代の友達から連絡が来たのですが、同世代からは「こんなドラマ見たことない! 自分だったらどうしようとかすごい考えちゃった」という意見をくれました。あと、身近な友達からは「僕は加藤くんとは友達になれない」ってメールが来ました(笑)。
――もしドラマのように未来へワープしてしまったら、井之脇さんご自身はどのような行動を取りますか?
自分で言うのもあれですが…(赤楚演じる)優斗っぽい感じかなと思います。状況を整理して、“できることをやれるだけやってみよう”ということで、「みんなでこうしてみませんか?」とか提案をするタイプかもしれません。
――最後に第4話の見どころと読者へのメッセージをお願いします。
第3話の終わりで加藤があんなことになりまして、これから生死をさまよう中で加藤がどんな人物なのかという部分が見えてきます。
僕は加藤のことを結構人間らしいキャラクターだと思っています。コミュニケーションを取るのが苦手だというのも、現代のSNSをやっている若者にも共通する部分なんじゃないかなと。
自分の身近なものを奪われてしまった時にどうやって本当の会話をするのかというのを、加藤の姿を通して視聴者の方にも感じ取っていただけるといいなと思うので、ぜひ見ていただきたいです。
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