<どうする家康>波岡一喜、本多忠真を演じる上でのこだわりを明かす「圧倒的な強さがあるというのを大切にしました」

2023/05/14 21:00 配信

ドラマ

波岡一喜“忠真”(C)NHK

松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第18回「真・三方ヶ原合戦」が、5月14日に放送された。本多忠勝(山田裕貴)の叔父・本多忠真を演じた波岡一喜からコメントが届いた。

ポップでコミカルに描かれているなと思いました


――はじめて台本を読んだ時の感想を教えてください。

今作に出会うまでは、大河ドラマに対して、重厚で落ち着いたイメージを持っていましたが、古沢(良太)さんの台本を読んで、思っていたよりもっとポップでコミカルに描かれているなと思いました。そして、本多忠真の「飲んべえ」や大久保忠世の「色男」のように、家臣団の中でもしっかりキャラクター分けされているのも特徴的ですよね。

忠真は、大酒のみで、豪快で、腕っぷしは強く、情に熱く、殿(家康)に心酔しており、忠勝を心から愛している人だなと。「大河だからこうしないと」というのは考えずに、僕も振り切ってやろうと思ったのを覚えています。

波岡一喜“忠真”と山田裕貴“忠勝”(C)NHK

徳川や静岡との不思議なご縁も感じました


――役に感じるご縁があれば、お聞かせください。

忠真のお墓は浜松にありますが、僕は昔、浜松に長期滞在して映画を撮っていたことがあって、数ある都市の中でも5本の指に入るほど思い出深い場所。今でも“故郷”のように思っています。

そして、大河ドラマにおいては、今作では徳川家康に仕えていますが、「青天を衝(つ)け」(2021年)で演じた川村恵十郎は徳川慶喜に仕えていました。しかも恵十郎は、円四郎(堤真一)と別れた後、静岡に行くんですよね。本多忠真を演じると決まった時、徳川や静岡との不思議なご縁も感じました。

波岡一喜“忠真”(C)NHK