犬飼貴丈“豊”が飯島寛騎“穣”のうどんを食べる姿がかわいらしくも切ない<僕らの食卓>

2023/05/18 12:45 配信

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穣は上田家の病気のときの定番メニューを豊のために作る


豊はベッドで横になりながら種のことを心配し、穣がクリスマスプレゼントで大はしゃぎで遊んでると聞くと安心する。「良かった、嫌なクリスマスの思い出にならなくて」という豊の言葉に、豊は楽しいクリスマスの思い出がないことを思い知らされて、辛くなる。

穣はそんな豊に「人の心配ばかりしてないで、自分のことも大切にしろよ」と言って、できあがったうどんをテーブルに置く。それはやわらかく煮たうどんに刻んだ柚子の皮を入れた、穣のお母さん直伝の病気のときの定番メニューだった。

「これもお母さんの味なんだね」ときちんと手を合わせていただきますをする豊。一口食べておいしい、優しい味がするという豊はさらに、「穣のお母さんの味がたくさん知れてうれしい」と喜ぶ。豊は自分の母親の味を知らないのかもしれないと思うと胸が詰まる。

1本だけつまんでチュルチュルとうどんをすする豊がかわいくも、いじらしくて切なくなった。

◆構成・文=牧島史佳

「僕らの食卓」第6話より (C)三田織/幻冬舎コミックス (C)「僕らの食卓」製作委員会

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