嗣永桃子、おとももちに笑顔でラストメッセージ。15年間の愛に感謝!

2017/07/01 07:00 配信

アイドル インタビュー

カントリー・ガールズによる「桃太郎」の寸劇。桃の中からももち(嗣永桃子)が現れ、ラストライブがスタートした


6月30日、東京・青海野外特設会場で“ももち”こと嗣永桃子のラストライブ「嗣永桃子ラストライブ ありがとう おとももち」が開催された。

嗣永は2002年6月30日、小学生限定で行われたハロー!プロジェクト・キッズオーディションに合格し、ハロプロキッズの一員に。その後、Berryz工房のメンバーとしてデビューし、2015年にBerryz工房が無期限活動休止をしてからは、新グループのカントリー・ガールズの“プレイングマネージャー”として活動してきた。芸能界引退となるこの日は、ももちのキッズ合格から15周年でもある日。

ライブでは21曲を熱唱し、集まった約8000人のファンに笑顔で別れを告げ、15年のアイドル人生にピリオドを打った。

ライブ前には囲み取材に対応し、いつもながらの軽妙なももちトークで記者に笑顔で答えてくれた。以下、全文。

――今朝はどういう気持ちで迎えましたか?

嗣永:昨日の夜はわりとすぐに眠れて、緊張してどうしようという感じではなかったんですよ。朝ご飯のデザートに私だけ桃が出て、お母さんが「頑張ってね」という気持ちを桃で表現してくれたみたいで、そのまま家族に見守られながら家を出てきました。

――素敵な話ですね。桃が出てきた時は、どう思われましたか?

嗣永:今年は桃が高いらしいんですけど、奮発して買ってくれたのかなって(笑)。受験とかでゲン担ぎにカツを食べるじゃないですけど、今日は私の大切な勝負の時だと思っているので、私にとってのゲン担ぎである桃を食べられ、いつもの朝よりテンション高めで来られました。

――今日に向けて、つんく♂さんからメッセージはありましたか?

嗣永:先日15周年を記念したアルバムを発売させていただいたんですけど、そこで最後のプレゼントとしてつんく♂さんからソロ曲(「ももち!ずっとおとももち」)を頂いてます。つんく♂さんとは15年間お疲れ様とかいろいろやり取りをさせていただいたんですけど、その曲が何より最高のプレゼントですね。今日のラストライブではこのソロ曲を、つんく♂さんへの感謝の気持ちを込めて、しっかり歌い切りたいと思います。

――今日の衣装は自分でデザインされたんですか?

嗣永:こういう衣装が着たいとか、こういう演出をやりたいとかいろいろ言って、最後のワガママを聞いていただきました。そもそもこの梅雨の時期に野外でやるということ自体大変だと分かっていたんですけど、最後は野外という広々した開放的な中でやりたいという夢があって、それを叶えてもらったからには最高のパフォーマンスをしたいなって思います。

――6月30日という今日にこだわった、理由は何かありますか?

嗣永:私はこの15年間でたくさんのユニットやグループを経験してきて、Berryz工房だったら3月3日が記念日だったり、カントリー・ガールズだと11月5日が記念日だったり、私にとっての記念日がたくさんありすぎるんですけど、アイドルとして何月何日が終わりにふさわしいのかなと考えた時に、やっぱりつんく♂さんから「合格。あなたはアイドルです」って言ってもらえた2002年の6月30日。それが私の始まりであったので、その日を最後の日にしたいなって強くこだわり、平日ですけど決行させていただきました。でも、プレミアムフライデーということで(笑)。卒業を発表してから国が決めたので、国もついに私に合わせるようになったのかなと思ってます(笑)。

――15年間のアイドル人生が今日で終わってしまいます。やはり、寂しいですよね。

嗣永:そりゃ寂しくないわけないんですけど、今日のラストステージはすごく自信を持ってお届けできると思うので、早く見てほしいという気持ちが大きくて。多分、明日7月を迎えてからいろいろ感じることはあるんじゃないかなって思ってます。でも、それが決して後悔じゃないように完全燃焼したいです。