――では、ご自身のヤンキーっぷりについて、昨年映画が公開されて反響はいかがでしたか?
大勢の同じ業界の方に見ていただいた印象です。「14の夜」を見て、私にオファーしてくださった作品もありましたし、「あれ見たよ! 良かったよ~」って言ってくださった方もたくさんいて、すごく反響の大きさを感じました。地方在住のファンの方も見てくださっているのを聞くたびにうれしくなりましたし、何より「(ヤンキー役が)ピッタリだったよ!」って言われるのが、うれしくもあり、複雑でもありました(笑)。
――特に印象に残っているシーンは?
ツバを吐くシーンですね。監督に10回以上もツバを吐かされて(笑)、「もう出ないよ~!」って思いながらお茶を飲んで、出してって繰り返しました。ツバに関して、監督からのオーダーが「ツバをねっちょり吐いてほしい」ってことだったんですよ。
「ペッ」ってキレのいいやつじゃなくて、やってみたのですが、外にツバを吐いた経験はなかったので、難しかったです。でも、貴重な経験でもあるので、やっていくうちにちょっと楽しくなっちゃいました。普段は経験できないので、印象に残っています。
――今回バイクの後ろに乗られていましたけど、あれは初めての経験ですか?
初めてでした。リハーサルのときに乗ってみて、余裕だろうと思ったら、いざ曲がるってときに怖くて仕方なくて、前の方にしがみついちゃいました。バイクの後ろって思っているよりもずっと遠心力があって、運転席よりも振られるんですよ。映画でも、ヤンキーらしく格好付けているんですけど、足はガチガチに閉じているんですよ(笑)。怖くて力が入っちゃいました!
命懸けのアトラクションに乗っているような、普通では味わえない感覚でしたし、怖かったけどとても面白かったです。
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