――出演オファーを受けた時の感想と原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。
原作を読んで、これはただ不器用な女の子が必死に生き、恋をする物語なんだと思い、有紗という一生懸命で愛らしい女の子を演じることのできる喜びを感じました。
――連続ドラマ初主演となりますが、撮影にあたっての意気込みをお聞かせください。
初主演ではありますが、信頼できるプロデューサーと監督、スタッフ陣、そして風間俊介さんという心強い味方がいてくれる最高の環境を与えていただき、気負うことなく臨むことができています。やろうやろうと力を入れるのではなく、有紗として生き抜くという覚悟だけを持って最後まで走り抜きます!
――視聴者へメッセージをお願いします。
生きている中でなぜだかずっと劣等感があって、誰かに恋をしても良いことばかりじゃなくて、勝手に傷付いたり傷付けてしまったり、相手を愛してるのか結局自分がかわいいだけなのか自問自答したり。それでも毎日を必死に生きている。軽度の知的障害がある有紗だからの感情ではなく、みんなが抱えているざらっとしたモヤモヤをそっと肯定してくれるような作品です。ぜひご覧ください。
――出演オファーを受けた時の感想と原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。
初めてお話をいただいた時、まず「初恋、ざらり」というタイトルに惹かれました。 原作を読んだ時に、初恋の初々しさと温かみ、そして触れ合うたびにヤスリで削り合うようなゆっくりと、でも確実に存在する痛みが作品にありました。
この魅力的な「初恋、ざらり」が台本にもしっかりと息づいており、あとは、11年前に映画「鈴木先生」で共演してから尊敬している小野花梨さんと共に、有紗と龍二として物語に飛び込むだけだと感じています。
――撮影にあたっての意気込みをお聞かせください。
原作を愛している方々にも、ドラマで作品に初めて触れる方にも、愛してもらえる有紗と龍二にしたいと思っています。
――視聴者へメッセージをお願いします。
「普通」とは何か、「幸せ」とは何か、たくさんの思いが詰まった作品になると思います。 有紗が龍二を思い、龍二が有紗を思うように、皆さまに思っていただける作品にしたい。 そして、そんな作品にしようと決意していますので、どうか愛していただけたら幸いです。
Twitterで連載したものが、単行本になり、そしてドラマになり。すごすぎて現実味がいまだに湧いていないです。今も本当にドラマになるのか疑っているので、主演のお二人が演じているのを早く見たいです!
ざくざくろ先生の「初恋、ざらり」を読んで最初に抱いたのは、何とも言えない切なさでした。知的障害を抱えた有紗が抱く感情も、彼女と向き合うことで内面をえぐられる岡村も、二人の特別感がありながら、そこここで覚える共感が、懐かしさや愛おしさを伴って胸に刺さりました。
でも、それこそ恋だなと。初恋だよな、と思いました。決して簡単なテーマではない、でも胸に迫るラブストーリーを、坪田文さんの脚本を道標に、小野さん、風間さん、そして池田千尋監督たちと共に、真摯に向き合い、丁寧に紡いでいきたいと思います。ご期待くださいませ。
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