「ひよっこ」佐藤仁美、望むは“ドロドロ”のクライマックス!?

2017/07/05 08:45 配信

ドラマ インタビュー

個性豊かな人物が次々登場し話題を集める、連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。

中でもヒロイン・みね子(有村架純)の働く洋食店「すずふり亭」で、ひと際ユニークなキャラクターで注目されているのが、ホール係の朝倉高子だ。

“いい女に厳しい”高子を演じる佐藤仁美に、撮影の様子や共演者とのエピソードを聞いた。

「ひよっこ」で朝倉高子を演じる佐藤仁美(C)NHK


──オファーを受けた時の感想を教えてください。

5度目の「朝ドラ」なので、「またか!」と思いましたね(笑)。私はお酒が大好きですし“朝の顔”ではないはずなので、「NHKも変わっているな」と思いました。

私のデビュー作(「海がきこえる~アイがあるから~」[1995年、テレビ朝日系])も、「ひよっこ」と同じ岡田(惠和)さんが脚本を書いてくださったんです。また、「ひよっこ」は私が出演していた「さよなら私」(2014年)のスタッフが多いので、そういう縁で声を掛けてもらえたんだと思いますね。

──撮影現場の様子はいかがですか?

撮影現場は本当に、和気あいあいとしています。架純ちゃんも、休みがないのにずっとにこにこしていますね。たまに関西弁が出ると、「なんてかわいいんだろう」と思うんですよ。

撮影で余ったじゃがいもを持ち帰って、ポテトサラダを作ってきてくれたこともありました。しかも、それがかなりおいしくて。「かわいくて料理もできて、なんなんだよ!」って言いましたね(笑)。

やつい(いちろう)さんはずっとふざけてるし(笑)、(佐々木)蔵之介さんもたまに京都弁が出たりして、楽しい現場です。

「役者は正解がない仕事なので、いろいろなことが勉強になるんです」と話す佐藤(C)NHK


──高子の印象を教えてください。

岡田さんには、「(佐藤のイメージの)ままで書いたから」って言われました。基本的にはふざけているんだけど(笑)、実は真面目な人です。岡田さんも、(脚本上で)ちょいちょい私をいじってくるんですよね。

例えば、みね子と同じ制服を着るんですけど、「へぇ、こういう制服だったんだ」っていうせりふがあるんです。(有村と)同じものを着ているのに、全然違うように見えるという(笑)。そうやって、いじってくるんですよ…。

高子を見ながら、「自分はこういうふうに見られているんだな」って、分かる感じですよね。周りの役者さんたちも、高子としてではなく、私自身として見ているんじゃないかな。

──では、演じる上で気を付けていることは特にないのでしょうか?

そうですね。全くないですね(笑)。ただ、高子の髪型ってカチカチに固めているので、とくとブルゾンちえみちゃんみたいな髪型になっちゃう! それを気にしているくらいですね(笑)。