――瀬名とのシーンについてお聞かせください。
クランクインは瀬名さんとのシーンでした。女子同士の柔らかい会話というか、ほっこりと楽しいシーンで印象に残っています。どっしりと構えられている瀬名さんに対して、子どもっぽくておっちょこちょいな於愛。その対比でそれぞれのキャラクターが際立つ場面だなと思いながら演じました。
瀬名が於愛に家康を託そうと決意する場面でもありましたが、「瀬名と於愛がクスクス笑い合えた時に、お互いにほれる」というイメージで臨みました。この方だったら任せられる、この方の代わりだったら頑張れると直感的に感じるというか。監督とは「瀬名と於愛がもっと一緒にいられたら、二人はすごく仲良くなれそうなのにね」という話もしたのですが、本当にその通りだなと思います。
今作では、戦国を生きる女性たちが色濃く描かれていますが、芯の通った強い女性が多い印象です。於愛もおっちょこちょいで不安になる面もありますが、殿を支えるという意味でも、今後母になっていく意味でも、瀬名さんとは違うアプローチで“強い女性”でありたいなと思っています。
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