高橋文哉から目が離せない…スター性と愛らしさを兼ね備えた彼が放つ「いい匂い」とは<映画「交換ウソ日記」>

2023/06/21 18:30 配信

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目が離せない圧倒的なスター力

映画「交換ウソ日記」完成披露試写会より 高橋文哉※ザテレビジョン撮影

2021年最大のヒットドラマとの呼び名が高い「最愛」(TBS系)では、吉高由里子演じるヒロイン・朝宮梨央の弟である優役で注目を集めた高橋。優は事故の後遺症で幼い頃から記憶障害を患っており、連続殺人事件の容疑者としてもその名が挙がる難しい役どころだったが、高橋は目が離せない繊細な芝居で見事にこなした。

同作でプロデューサーを務めた新井順子氏が高橋と初めて会った時の感想について、「良い(売れそうな)匂いがした」と語っていたことがあるのだが、「交換ウソ日記」の竹村謙太郎監督も実は高橋の“匂い”について5月29日に行われた完成披露試写会で言及している。

高橋の芝居からは「良い匂いがする」と言っていた竹村監督。やはり高橋には、そういう"目には見えない魔力"のようなものがあるのだろう。人を惹きつけるスター性と言ってもいいかもしれない。「君の花になる」(TBS系)でボーイズグループ・8LOOMのリーダーでありセンターの佐神弾を演じた時も、圧倒的な存在感を見せつけていた。

いわゆる弾は“オレ様”キャラであり、自分にも厳しいが他人にも厳しい。そのため、メンバーとの摩擦も起こすし、ヒロインで8LOOMの寮母となる仲町あす花(本田翼)に惹かれながらも最初は素直になれない人間的に発展途上な部分もある。だけど、舞台に立つと途端にアイドルの顔になり、人々を沸かせる。高橋の持つスター性とどんな役もこなす感受性の豊かさが最大限生かされたキャラクターだった。

ちなみに8LOOMはドラマの放送中、現実世界でも期間限定のボーイズグループとしてデビュー。ダンスや歌の経験があるメンバーが多い中で高橋はどちらも未経験だったが、見劣りしないパフォーマンスでイベントやライブで活躍した。そんなこれからがもっと楽しみな俳優・高橋文哉の初主演映画「交換ウソ日記」をお見逃しなく。


なお、現在Tverでは高橋とヒロインの桜田ひより曽田陵介が過去出演したTBSドラマが配信中。今回紹介した「着飾る恋には理由があって」「着飾らない恋には理由があって」「君の花になる」の3作品も配信されているので、映画を観る前にぜひチェックしてほしい。

映画「交換ウソ日記」完成披露試写会より 高橋文哉※ザテレビジョン撮影

■文/苫とり子