7月7日(金)より、アニメ「いきものさん」(深夜1:50頃スタート)が MBS/TBS系全国28局ネット”スーパーアニメイズム”枠おしりに放送される。このたび、メインキャラクターの声を担当する誠(ヨネダ2000)と浦井のりひろ(男性ブランコ)にインタビューを実施。声優初挑戦でありながら、せりふが無い難役に挑む二人に、収録の感想や互いの印象、子供時代のエピソードなど、話を聞いた。
今作は、ベルリン国際映画祭短編部門銀熊賞など国際的に数々の受賞歴を持つ和田淳が手掛けるTVアニメ作品。あらゆるいきものに興味津々の坊主頭の男の子・いがぐり(声・誠)と、少年の願いをかなえてあげようとする犬(声・浦井)の日常を描く。また、第1話「カメの回」の副音声を愛(ヨネダ2000)、平井まさあき(男性ブランコ)が担当する。
――まずは、出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
浦井:声のお仕事ができたらいいなと思っていたので、このお話をいただいた時は「やった!」といううれしい気持ちでした。いがぐりの声を誠が演じると知ったときは、いがぐりと誠のイメージがすごくマッチしたので、めっちゃ良い人が選ばれたなと思いました。
――誠さんはいかがですか。
誠:声のお仕事をいただくのが初めてだったので、私も「やった!」という感じでうれしかったです。初めてする仕事はワクワクします。
――お相手が浦井さんだと知ったときのお気持ちはいかがですか。
誠:ひと安心。
浦井:ははは!
誠:プロの方だったら緊張しちゃうだろうなと思っていましたし、浦井さんがお優しいのも知っていたのでとても良かったです。
――事前に何か準備したことはありますか。
浦井:初めてのことで事前に何をすべきなのか全く分かっていない状態で。前日くらいに映像をいただいて、それをとりあえず見て…。
誠:「こんな感じなのか…?」という簡単な解釈でスタジオに行ってやりました。
――お二人ともせりふが無い役ですが、台本はどのように書かれているのでしょうか。
浦井:台本は無いんです。事前に収録する話の映像だけいただいて、当日スタジオに入って「じゃあ一回映像を流すので合わせてください」と言われてちょっとやってから本番でやるという感じです。
誠:すごいお仕事です。
――事前に監督からアドバイスやリクエストされることはありますか?
浦井:アドバイスがある回もありますが、とりあえず流すのでアドリブでやってみてくださいという感じが多いです。
――声優初挑戦でアドリブは難しそうです。
浦井:二人で「ハッハッハッハッ」とやっていて、監督に「もうちょっと楽しそうな感じでお願いします」と言われたときは、息だけでどう表現したらいいんだろうと。そういう難しさはありました。
誠:私は最初、「へへ」「はは」と声を出していたのですが、監督から「声じゃなくて息でお願いします」と言われたときは難しさを感じました。毎回オッケーが出ても何がオッケーなのかが分からないので不思議です(笑)。