――いがぐりくんが少年ということで、お二人の子供時代についてもお話をお聞きできればと思うのですが、小学生くらいの頃はどういうお子さんでしたか。
浦井:行きつけの散髪屋で、毎回スポーツ刈りにしてもらっていました。当時の写真は、頭のてっぺんが平らな角刈り姿ばかりなので恥ずかしいです。みんなに「角刈り」って言われて「いや、スポーツ刈りやから」って訂正する虚しい抵抗をずっとしていました。
――ご自身の意思でその髪型にされていたのですか。
浦井:僕の意思というより、親に散髪屋に連れて行ってもらって「スポーツ刈りで」と言われて。毛が固くて毛量が多かったので、切りにくいしこれが1番楽だろうということでスポーツ刈りに固定されていたのだと思います。
――そこから髪型が変わったタイミングはいつだったのでしょうか。
浦井:小4くらいの時に一回伸ばしたんですよね。何があったんでしょう…毎月決まった髪型にさせられて嫌だったんでしょうね。
――性格的には、どのようなお子さんでしたか。
浦井:気が弱かったので、我が者顔で校庭の中心でサッカーをするやつらが嫌いでした…(笑)。こちらは隅っこの方でジャングルジムとか鬼ごっこをするしかなくて。なので、お調子者みたいなポジションではなく、仲良しの子と内輪で楽しむ子どもでした。
――誠さんはどんなお子さんでしたか。
誠:外で遊ぶのが好きな子供だったので、真っ黒に日焼けしていました。うんていも好きでした。
浦井:元気やなー。
誠:でも、みんなと元気に遊ぶタイプではなく、私も本当に仲の良い子たちで遊ぶ感じでした。「クラス遊び」といってクラス全員で遊ばなきゃいけない休み時間があったんですけど、それが嫌過ぎて違うクラスの子と遊んでいたら廊下に立たされて。休み時間なのに…って、まだ納得いってないです。
――ちなみに、髪型はどんな髪型にしていましたか。
誠:親から伸ばしてほしいとずっと言われてたんですけど、自分が短いのが好きだったので常に短くしていました。実家が理容室なので父が切ってくれるんですけど、「お母さんが短く切ってって言ってたよー」と父に言って短く切ってもらって、後で母に「何してんの!」と言われるという。髪を切るという行為が、髪が新しくなる感覚があって好きだったんです。そのうち、父も伸ばしてほしいと言うようになって。そのときは泣きながら「切ってくれ…」と頼みました。
浦井:そんなに(笑)。
――最後に、放送を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
浦井:1分半くらいのアニメなのですが、1分半とは思えないくらいいろんな要素が詰め込まれています。「あれはなんだったんだろう」みたいな感じで終わる回もあったりして、見終わった後も楽しめる作品になっていると思います。「いきものさん」に込められたものを見て楽しんでほしいです!
誠:いろいろ想像できるアニメになっていて、見る人によって楽しみ方があると思うので、お好きなように楽しんでいただければと思います。私生活にも「いきものさん」を落とし込めるポイントがあると思うので、日常生活で「いきものさん」のことを思い出す感じになれば楽しい日々が送れると思うので、そんなことも考えながら見ていただきたいです!