俳優の松坂桃李が7月9日、都内で行われた映画「しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜」完成披露試写会に、空気階段の鈴木もぐら・水川かたまり、鬼頭明里、小林由美子、Mr.マリックと共に出席。スプーン曲げに挑戦する場面があり「ハンドパワーってあるんだなと思いました」と驚いた。
本作は、構想から含めて7年という制作期間を要したクレヨンしんちゃんシリーズ初となる3DCGアニメーション。ゲスト声優として松坂、空気階段、鬼頭が出演する。
胸が熱くなったポイントを聞かれた松坂は「僕が演じさせていただいた非理谷としんちゃんが後半で心を通わせるといいますか、しんちゃんが非理谷に対してすごく熱いことを言ってくれるんですよね。そこはアフレコをやらせていただく中ですごく感動していました」と告白。「しんちゃんにこんなこと言われるなんて…って」と感無量の様子を見せた。
鬼頭はオファーされたときの気持ちを「本当にうれしかったです。まさか子どもの頃から見ていたしんちゃんにこうして声で出演させていただけて」としみじみ。続けて「しんちゃんと会話をすることができたので、すごくうれしかったですし、親戚中に自慢したいなという気持ちでいっぱいになりました」と喜びをかみ締めた。
イベント中盤ではMr.マリックが登場。キャスト陣と観客はMr.マリックにレクチャーされながらスプーン曲げに挑戦した。松坂、水川、小林は1発でスプーン曲げに成功。観客の中にも成功者が続出し、驚きの声が上がるなどしてスプーン曲げチャレンジは大きな盛り上がりを見せた。
見事に成功した松坂は「本当に曲がるんだなぁ、と思いました!」と驚き「やっぱりあるんですね、超能力って。ハンドパワーってあるんだなと思いました」と興奮。
最後には観客に向けて「今日はおうちに帰ったらその曲げたスプーン、曲がらなかったスプーンでカレーやシチューを食べながら今日の映画の感想なんかを皆さんで語り合って、これから見る方にどれだけ『しん次元』がすごかったかっていうのを、皆さんの言葉で伝えていただけるとうれしいです」とユーモアを混ぜつつ語り掛けていた。
◆取材・文=山田果奈映