宮藤官九郎「季節のない街」、池松壮亮“半助”の相棒猫・トラの“外の姿”を皆川猿時が熱演

8月9日(水)よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて全10話一挙独占配信される、宮藤官九郎企画・監督・脚本のドラマ「季節のない街」。本作で池松壮亮演じる“半助”の相棒猫・トラの“外の姿”を皆川猿時が演じていることが分かった。

不朽の名作を宮藤官九郎が現代化

本作は、山本周五郎の小説「季節のない街」を映像化。黒澤明監督によって「どですかでん」のタイトルで映画化され、1970年に公開されたことでも知られる不朽の名作である。

この傑作小説をベースに、本作では舞台となる「街」を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある「街」へ置き換え、現代の物語として再構築している。希望を失いこの「街」にやってきた主人公が、「街」の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテイメントとして描く。

本作の主人公、半助こと田中新助を池松、半助を街の青年部に引き入れるタツヤを仲野太賀、タツヤと同じく青年部のメンバーで酒屋の息子・オカベを渡辺大知が演じ、3人が所属する青年部が仮設の「街」での物語をリードする。

「季節のない街」を支える猫のトラ“サッカーボールのように大きくて顔も丸い”

半助の唯一の家族であり、相棒でもある猫のトラを、映画「ねことじいちゃん」での名演でも話題になり、俳優猫として確固たるキャリアを築いているアメリカンショートヘアーのベーコン(8)が演じる。

半助曰く「でっぷりと肥えていて、サッカーボールのように大きくて顔も丸い」というトラを、真ん丸なベーコン独特のもふもふフォルムとベテランの風格でそのまま体現。また、このトラは、実は半助の家の中と外では別の顔を持っており、外の姿をWキャストとして皆川が演じる。

大きな体で尻尾をピンと立てて相手を威嚇しては腕っぷしの強さで日々縄張りを拡大している街の“ボス猫”の一面を持っている一方で、街で揚げ物店を営む、くに子(片桐はいり)が作ったコロッケを狙う“食いしん坊猫”でもある。