2022年に放送された「silent」(フジテレビ系)で、真面目で優しい主人公の彼氏役を好演した鈴鹿央士が、現在放送中の火曜ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)で、プロダンサーを目指す“訳あり男子”役で出演中。
福原遥と深田恭子がダブル主演を務める同作は、高校卒業のタイミングで予期せぬ妊娠が発覚した18歳の妊婦・仲川有栖(福原)と、アラフォーで恋を後回しにしてきたアートスペシャリスト・成瀬瞳子(深田)が、年の差を超えたシスターフッド(=女性の絆)を築き、それぞれ“訳あり男子”と恋に落ちる恋模様を描くオリジナルストーリー。
鈴鹿が演じるのは、有栖の家の近所のボロアパートに住む大学生・黒澤祐馬。有栖と同じ大学に通い、将来はプロダンサーとして生きていきたいと思っているが、有栖に話せない訳ありの事情があるという役どころだ。
WEBザテレビジョンでは、鈴鹿にインタビューを実施。今作で初めて挑戦したというダンスシーンの裏話、福原と深田の印象や撮影現場でのエピソード、今学んでみたいことなどを語ってもらった。その中で、人との向き合い方について聞いてみると、「ドラゴン桜」(2021年、TBS系)で“憎まれ役”を演じた際の心境を明かす場面もあった。
――7月11日に第1話が放送されましたが、反響はいかがですか?
ドラマを見てくださった方から「ダンスやっていたの?」と聞かれて。今回初めてダンスをしたので、そういうふうに見ていただけたことがうれしかったです。あと、ダンスを教えてくれているSYOGOくんが「ダンサー仲間から『ダンスをやっている人の動きですね』『ダンサーでしたね』と言ってもらえてうれしかった」と喜んでくれたこともすごくうれしかったです!
――初めてダンスに挑むということで、撮影に入るまでにどのぐらい練習されたのでしょうか?
クランクインまでの1カ月くらいです。別の作品の撮影を終えた夜からレッスンをすることもありましたし、SYOGOくんと互いのスケジュールを合わせながら、できるときにたくさん練習しました。
――もともとダンスやダンス動画はご覧になっていましたか?
BTSさんとかが好きなので、アイドルの方のダンスはよく見ていました。でも、今回僕が踊っているダンスはヒップホップにLAノリが入ったジャンルで、僕が見慣れているダンスとは違うジャンルなので、ダンサーの方のダンスを見たり、SYOGOくんがSNSにアップしているダンス動画を見たりして研究しました。
――ダンス経験を経て、身についたことはありますか?
体の形をきれいに見せることを意識するようになりました。「メンズノンノ」(集英社)などでモデルをするときは、着ている服がきれいに見えるようにポーズを取っているのですが、ダンスはまたそれとは違う見せ方があるんです。
以前、ご一緒した監督が「ダンスと乗馬はやった方がいいよ」と仰っていたのですが、今回ダンスをしてみて、確かに自分の体の動きをコントロールするという面で役立つのかなと思いましたし、ずっとダンスをやられている方は体の見せ方みたいなのが身についているのかなと思いました。
――祐馬というキャラクターについては、どのように感じていますか?
祐馬は明るい性格なのですが、今までそんなに明るい感じの役を演じたことがなかったので、新しいなと思いました。また、祐馬は相手の思いを敏感に察したり考えたりするのですが、言葉は軽いところもあるので、そういう部分が絶妙だなと思います。僕も友達と深刻な話になったときに、前を向いていけるような言葉で終わりたいなと思っているので、祐馬も僕と似たような雰囲気があるのかなと思っています。
――監督やプロデューサーから演技について何かリクエストはありましたか?
クランクインが、第1話で有栖に「仲川有栖って言うんだ」というシーンだったのですが、「もうちょっと“陽”な感じを出してください」という言葉を頂いたので、“陽”の雰囲気やエネルギーをどう表現しようかと考えて演じました。
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