育休中の金田朋子の代役で夫・森渉がナレーションに初挑戦!

2017/07/14 07:00 配信

バラエティー

「ザキ山小屋」で育休中の妻・金田朋子の代わりにナレーションを担当した森渉(C)ABC

7月14日(金)の「ザキ山小屋」(ABCテレビ)で、育休中のナレーション・金田朋子の代役として夫の森渉がナレーションに初挑戦する。

同番組は、ネイチャー&テキトーをモットーに生きるザキヤマオーナー(山崎弘也)と、そんなオーナーに振り回されっぱなしの従業員・塚地武雅が、一風変わった趣味や趣向を持つ御一行様を迎え、ディープでマニアックなおもしろ話を根掘り葉掘り聞いていくトークバラエティー。

番組収録後、父親となったばかりの森は、初ナレーションの感想や、金田の出産秘話を語った。

森渉コメント


――初ナレーションの収録を終えた感想を教えてください。

ナレーションの仕事はほぼ経験ゼロだったんですが、率直に朋ちゃん(金田朋子)ってすげぇんだな!って感じましたね。

――金田さんからはアドバイスがありましたか?

朋ちゃんは「その時に思ったことを言えばイイんだよ!」って言うんですが、思った瞬間には(ナレーションの)タイミングがずれているんですね。だから、なかなかできないんですよ。

過去の番組を見て、僕がやりやすそうな放送回のものを選んで実際に声を当ててみたのですが、(金田から)ガッツリとダメ出しされて(笑)。

それで、第三者の声として、マネージャーさんにも聞いてもらって意見を聞いたら、朋ちゃんのところに「(金田は)どう思うんだ?」って返事が来たそうなんです。「この返事が来たってことは、渉くん、よくないんだと思うよ」って言われたり。それで、毎晩夜中に1~2時間練習して今日の収録に臨みました!

――では、収録までにかなり練習されたんですね。

はい。朋ちゃんは普段はあんな感じですが(笑)、お仕事に関しては、結構厳しいんですよ。しっかりとプロ意識を持っていて。今日帰ったら、先輩っぽく扱おうと思います(笑)。

――今回の“ナレーション体験”で奥さまの印象が変わった部分は?

この話は、もしかしたら本人が聞いたら怒るかもしれませんが…。 声優の仕事に関しては、知り合った当初からしっかりとプライドとプロ意識を持っていることは知っていましたが、お付き合いが長くなると僕にアドバイスを求めてくることもあって。

朋ちゃんは日本語が苦手なので、台本を読んだだけでは意味がわからないことがあるんです。特にアニメでは、絵が完全に出来上がっていない状態でアフレコをしないといけない場合もあって、特にそういう時には、台本だけで演じないといけないのですが、そうすると朋ちゃんは、感情がつかみきれないんですよね。

だから、ごくたまに練習しているせりふを聞いて「ヘタクソだな!」って思うときがあるんです。そういうときに「このせりふはどんな気持ちで言えばいいのかな」って聞いてくるときがたまにあるんですね。

でも今回は、僕が初めてナレーションを実際にやってみて、やはり朋ちゃんは先輩だなって思えましたし、すごいと思いました。この放送回を朋ちゃんが見たら、えらそうな顔をすると思います。朋ちゃんは人よりもできないことが多いので、自分よりもできない所を見つけるのが大好きなんですよ(笑)。だから、「渉くん、なかなかできないでしょ?」って喜ぶと思います。

――ちなみに、今日のお出かけ前には金田さんからアドバイスはありましたか?

相変わらず「思いついたことを言えばいいよ」と言って送り出してくれたんですが、「それができねーから苦労するんだよ!」って思いながら、「うん、分かった!」と言って出てきました。

本当はもっと練習したかったんですが、練習しようってタイミングで赤ちゃんが急に泣くんですよね。そんな空気を読まない感じはお母さん似かなって思ったりしています(笑)。

――お子さんが生まれて変わったことは?

僕が想像していた以上に、朋ちゃんが赤ちゃんのことをかわいがっていて。本人も自分の想像以上に母性が芽生えたらしいです。

出産前は1日でも早く育休から復帰して働きたいと話していましたが、今ではなるべく復帰を遅らせたいという気持ちもあるようです。

ただ、母親としてはだいぶゆっくりです。今、生まれて3週間ほどですが、まだ抱っこをするのが苦手だったり、やっとおむつ交換ができるようになったりで。ちょっとずつお母さんらしくなってきています。

――初めてのお子さんの出産はいかがでしたか?

本人は100%自然分娩でお産をするつもりだったんです。ただ、朋ちゃんは体も骨盤も小さいので、出産予定日の1週間くらい前の検診で産婦人科の先生に聞くと、「今の段階で(自然分娩か帝王切開か)五分五分ですね」とおっしゃっていて。

でも、陣痛が来ないまま日がたち、そうしたら先生は、「帝王切開しかないですね」と。しかも、その先生はとても忙しい方で、検診に行ったつもりがそのまま入院して翌日に産むことになったんです。

朋ちゃんは、「絶対に自然分娩で産むんだ!」と話していましたから、出産前夜は「帝王切開は切腹みたいで嫌だ! 切腹は私が一番嫌いな死に方なんだ!」ってずっと泣いていましたね。

「切腹じゃないから大丈夫だよ! しかも熟練の先生が担当してくれるんだから心配ないよ!」って話し続けていたんですが、お産の前の晩はまったく眠れなかったみたいで。 一晩、ずっと一緒にいたんですが、僕のほうが先に眠ってしまっていて、明け方に目が覚めたら「覚悟を決めました」という手紙が書かれていました。

自然分娩のつもりで検診に行ったのに、そのまま翌日に帝王切開でお産になってしまったのが金田朋子らしいドタバタしたお産だなと思いました。

――出産の瞬間には立ち会われたんですか?

その病院では、帝王切開でも父親が病室へ一緒に入れましたので、誕生するまでずっと、手を握ることができました。でも帝王切開って想像以上に早かったんです。先生が「これから始めますよ!」と言ってからわずか数分後には、赤ちゃんを取り出していて。

――おめでとうございます!

ありがとうございます! (朋ちゃんの声が高いので)気になっていたのは第一声でした が、意外と普通でした(笑)。半分ホッとしたんですが、がっかりしている自分もいて(笑)。

――ちなみに金田さんご自身の産声はどうだったんですか?

実は朋ちゃんのお母さんに聞いたんですが、朋ちゃんの産声は普通だったらしいです。

ここからですね…。現在、3週間たって泣き声だけではなくて、いろんな声を発するようになってきたんです。

その中には、声の張りやトーンが、僕の知っている赤ちゃんの声とは明らかに違う高さの声もあって。早くも母親譲りの声がくるのか、と思っています。

そのうち、あやしている最中に、僕の脳がやられてしまうかもしれません(笑)。

――今回番組では、子だくさんがテーマでしたが、子だくさんはいかがですか?

ゲストのつるのさん、吉田さんの話を伺ってみて、(子どもが)5人欲しくなる気持ちがすごく分かりました! 僕自身は朋ちゃんの年齢的なリスクもあって、二人目はちょっと反対だったんですが、でも欲しくなる気持ちはすごく分かるな、と。

でも、今後、本人も二人目を欲しくなるかもしれないので、真剣に話し合わないとなって思っています。朋ちゃんは「女の子だったら私の分身にする!」と言ってるので、5 人も朋ちゃんの分身がいたら僕は生きていけない…(笑)。

僕が耐えられる限界がひとりなのか、 ふたりなのか。一人目を乗り越えたら、二人目もいけるって思えるかもしれないので、育て ながら相談して決めていきたいと思います。