そして取材会では記者からの質問に移り、“主演として現場で意識したことは?”という質問に森田は「監督が『思ったことを思いきりやってください」と言ってくださったので、そういう意識でいました。皆さんと関わるシーンは思いが一緒なので、余計難しいなと感じながら演じていました」
また、橋本は「森田さんのお芝居を間近で感じた時に圧倒されて、森田さん演じる信賢さんを一番近くて見れることがすごく幸福でした。私はこの作品の撮影の時に、辛い思いを感じていて。でも、森田さん自身が本気でぶつかって演じられていて、その熱量を感じて、“逃げてはいけないな”と思いながら演じていました」と森田との共演について語った。
さらに、高良も森田との共演について「(森田さんには)常に現場で撮影している時から『すごいな』と思っていて、ドラマとして完成した時に何倍も輝いていて。自分がここまでやるにはどうすればいいのか、と自分と向き合う時間も増えて幸せな時間だったなと思います。ありがたい経験でした」と振り返った。
そして、安田も「私が現場で森田さんとお会いする時は、大体役として寝ていたので『この人はいつも寝ているのな』と思っていました(笑)」と会場に笑いを誘い、「映像として見た時にとても驚いて。学徒出陣のシーンは本当にすごかったです」と話した。
そして、ドラマの見どころについて、演出を務める一木氏は「人々が口で語ったような歴史を皆さんと共に、自分たちの時代から逆算せずに、その時その時を生きている感じで撮影ができたと思いますの、その熱量が伝わり、自分事として見ていただけたら幸いです」と語った。
最後に、森田が「今の時代だからこそ意味があると信じていますし、より多くの人に届けたいですし、見てほしいなと思っています」とメッセージを残して会見は終了した。
NHKスペシャル「アナウンサーたちの戦争」は8月14日(月)夜10時より放送。