<VIVANT>松坂桃李“黒須”がついに登場、堺雅人“乃木”の正体も明らかに

2023/08/07 14:23 配信

ドラマ レビュー

テントのモニターをあぶり出す


誤送金を仕組んだ人物が明らかになったが、太田からはテロやバルカ共和国に関する情報は何も出てこなかった。謎の組織“テント”が送り込んだ“モニター”ではないかという疑いがあったが、どうやらその線はなさそうだと野崎は判断した。

ということは、テントのモニターである人物が太田のハッキングの腕を利用したということになる。ここで、野崎と乃木は結託し、太田に近づいた人物たちを利用してモニターをあぶり出すことにした。経歴に不自然な空白期間がある専務の長野(小日向)は捜査によって別の理由があったことが分かり除外。そこで、乃木の上司の宇佐美(市川猿弥)と経理部長の原(橋本さとし)、水上(古屋呂敏)の3人を、同僚の山本(迫田孝也)に頼んで呼び出してもらった。

乃木は3人に向けて、「公安があなたたちを容疑者としてマークしております!」と明かした。そこに野崎から電話が入り、乃木は3人に太田のおおよその居場所が特定できたと報告。ホッとする3人を横目に、挙動不審な人物が一人。それは山本だった。

堺雅人“乃木”と松坂桃李“黒須”が別班


乃木は野崎と手を組んで一芝居を打った。それによって、テントのモニターは山本だと判明。あとは、山本が太田を監禁している場所に行くのを野崎たちが追って、現場で太田と山本を確保するだけ…のはずだったが、山本に協力する人物が現れた。松坂桃李が演じる黒須駿だ。主要人物の一人として、多くの視聴者が黒須の登場を待っていた。その黒須は、公安の尾行をまいて、山本を安全な場所に連れていった。

しかし、黒須は山本の味方ではなかった。黒須が”先輩”と声をかけ、現れたのは乃木だった。「有事の後、法に基づいて動くのが警察。僕たちは有事の前に動く」と、乃木は自身が国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊“別班”だと明かした。

同期の出世レースから脱落した乃木が、超エリート集団の別班なんてありえない。山本はそう主張するが、それはわざとそうしていると乃木は言い、自白剤を使って山本からテントの情報や黒幕を聞き出そうとする。

そして最後に乃木は「この美しき我が国を汚すものは何人たりとも許さない」と、何の躊躇もなく、首にロープを巻いて高い橋の上に立った山本の背中を押した。“別班”は善なのか悪なのか、野崎たち公安の味方なのか敵なのか、乃木の正体が明らかになり、“別班”が姿を現したが先の展開はより混沌となってきそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「VIVANT」第4話より(C)TBS

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