それから3年の月日が流れ、長屋の面々はそれぞれ旅立ち、寿恵子は3人目の子を妊娠する。一方、田邊(要潤)は後ろ盾を失い、学長や大学の評議員などすべての役職を辞任。失意の田邊だったが、妻の聡子(中田青渚)に背中を押され植物の研究に本腰を入れるようになる。
学生たちと採集旅行に出かけた田邊は、そこで見つけた新種の植物を、大学の総力を挙げて研究し「キレンゲショウマ」と名付け発表する。
――という物語が描かれる。
公式HP掲載の動画は、「借金取り…!?」と驚く万太郎のシーンからスタート。槙野家を訪れ「借りたものは返す。当然でしょうが」と伝えるこわもての男(六平直政)の姿が。
場面は切り替わり、「何です、これ?」と心配そうな聡子に「聞いていない。何も知らない」と戸惑う田邊。
また、帰国し「人間の素晴らしさと同時に恐ろしさも知った」と万太郎に話す佑一郎(中村蒼)の姿や、「初めて見ました。教授のあんな顔」と語る画工の野宮(亀田佳明)の姿、万太郎から「大好きじゃ」と伝えられ「うるせぇよ」と照れる倉木(大東駿介)や、「植物学者の槙野万太郎とは、この主のこと!」と堂々と言い切る寿恵子の姿が切り取られている。