松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第31回「史上最大の決戦」が、8月13日に放送された。同ドラマで、“戦国乱世を最も楽しんだ男”豊臣秀吉を演じるムロツヨシからコメントが届いた。
――ご自身が演じる秀吉の魅力をお聞かせください。
今作の秀吉の魅力は、野心だと思います。最初は信長様を助け、信長様の信頼を勝ち取ることが、秀吉の“生き様”だった訳ですが、それを全うしようとしていた中、信長様が突然いなくなる。それで秀吉は変わらざるを得なかったといいますか、信長がいなくなった現実を受け止めた時に、改めて自分の野心との向き合い方が変わってきたのかなと思います。信長様のために何ができるかという一途な野心から変化していく。秀吉がどこまで前に出て行くのか、という今後の展開を今撮影しているところです。
秀吉は相当頭が良かったし、相当頭の悪いフリをしてきたなと。邪魔な者は敵対し、悪く言えばずるく、よく言えば計算高いことをして、周りが自分に盾つかないようにして。盾つく者がいれば、計算ずくで勝てる戦いをする。アホになって、皆の前でわちゃわちゃして、わざと冷静に考えている部分をひた隠している。ばれないようにピエロになる。かっこいいですけど、その道化っぷりは、あまり皆から好かれないピエロで、それがまた面白いなと思っています。
――(スタッフより)視聴者から「秀吉が一番怖い」という声もありますが。
(ネットに)やっぱり書かれてるんですか?明日から急に好かれる秀吉をやりますよ(笑)。エゴサーチはそんなにしませんが、「本当に大嫌い(褒め言葉)」という情報は、入ってきます。“ダークピエロ”が天下を取ってごらんなさい、そんな時代怖いですよ、ということを皆さんに見て頂けたらうれしいです。第31回はその始まりの回になったかなと思います。
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