飯豊まりえ、同級生と再会した“すい”の繊細さと無邪気さを巧みに表現<何曜日に生まれたの>

2023/08/14 14:41 配信

ドラマ レビュー

引きこもり歴10年の黒目すいを演じる飯豊まりえ(C)ABCテレビ

飯豊まりえが主演を務めるドラマ「何曜日に生まれたの」(毎週日曜夜10:00-10:54、テレビ朝日系)の第2話「カリスマの美しい彼は」が8月13日に放送された。落ち目の漫画家の父親が、娘・すい(飯豊)をモデルにしたコラボ作品を提案され、すいはネタ提供のために同窓会に向かった。会に出席することはできなかったが、元サッカー部の江田と遭遇し、物語が動き出した。(以下、ネタバレを含みます)

野島伸司が脚本を務めるオリジナル作品


同ドラマは、野島伸司が脚本を務めるオリジナル作品。高校時代のある事件をきっかけに10年間引きこもり“コモリビト”の生活を送る女性を主人公に描く「ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か」先が読めない予測不能の作品。

飯豊が演じる黒目すいは、カーテンが閉め切られた部屋で、ボサボサ髪、スウェットにTシャツ姿で、趣味はネットゲームという引きこもり歴10年の27歳。落ち目の漫画家である父・丈治と2人暮らしの日々を送っている、という役どころ。

また、すいの社会復帰を物語にしようと画策する小説家・公文竜炎を溝端淳平が、すいの父で、不器用ながらも娘思いの落ち目の漫画家・黒目丈治を陣内孝則が演じる。

さらに、すいの父・丈治(陣内)がレギュラー連載を持つ、毒舌な出版社の編集長・来栖久美をシシド・カフカ、久美(シシド)の妹で公文(溝端)と奇妙な同居生活を送っている来栖芽衣を早見あかりが演じ、すいの高校時代の同級生役で若月佑美井上祐貴YU片山友希濱正悟が出演する。

同窓会に参加することは出来なかったが、思わぬ再会が


大人気ラノベ作家の公文がストーリーを書き、丈治が作画を担当するというコラボプロジェクト。すいをモデルにした鮮烈でピュアなラブストーリーがテーマになっており、そのために、すいは高校の同窓会に向かった。

すいは会場まで行ったものの、勇気を出せず、会には出席できず。しかし、二次会のカラオケ店から出てきた元サッカー部の江田(井上祐貴)に呼び止められ、会話を交わすことができた。

“会話に困った時に”と、公文から教えられた「何曜日に生まれたの?」という言葉を使って、連絡先も無事交換することに成功。

高校時代に恋心を抱いていた江田との10年越しの再会は感動的だが、公文は「物語としてはありきたりで退屈だ」と言って、すいが“こもりびと”になるきっかけとなったバイク事故を起こした、サッカー部のエース・雨宮(YU)との話を聞き出そうとする。